突然なにもかもが嫌になって
癇癪をおこすよりも
閉じこもるよりも
いまは会うことのできない
あなたを想って
怒りのような
愛しみのような
諦めのようなものにも似た
ちいさな棘を吐いた

息を吹きかけるとそれは
また別のあなたの背中を
ちくりと刺して
わたしの中の
暗い暗い谷底に落ちていった