いつ頃からか、父親とうまくコミュニケーションが取れなくなった。
思春期とか反抗期とか、そういうことではなく。恐らくは母の死が底辺にあるんだろうと思う。
父だけではなく、人とのコミュニケーション自体がどうも不全になっていったような気がする。そしてそれは今でも続いている。何らかのストレスはあるんだろうと思う。もしくは、軽い鬱病のような。
そんなときは決まって、人が煩わしかった。手紙も電話もメールも煩わしくて仕方がなくなり、返事を先延ばしにする。そのうちに返事をすること自体が億劫になり、返事を遅らせてしまったことで余計返事がし辛くなってしまって、スパイラル状態になる。

そのくせ、人が恋しいのである。

人というより、欲しいのはまるで機械のように完ぺきな自分に対しての理解(承諾)なのだ。
もしくは、「母親」のような絶対に自分を否定、拒絶しないであろう存在。
そんな甘やかされた様な状態をいつまでも享受したいんだろうかと思うと、気持ちが悪くもなってくる。

「自立」したいのか「孤立」したいのかが分からなくなってくる。

孤立をしたいわけではないというのは分かっている。
たとえば父親を「孤立」させたいというわけではないことも分かっている。