光りかがやく手に入らないもの
ばかり見つめているせいで、
すでに手に入れたものたちは
足元に転がるたくさん屍になって
ライトさえ当たらず、私に踏まれて
かかとの形にへこんでいるのです。
とどきそうにない遠くの
お星さまに向かって手を伸ばす、
このよくばりな人間の性が
人類を進化させてきたのなら、
やはり人である以上、
生きている間はつねに
欲しがるべきなのかもしれない。
みんなの欲しがる気持ちが
競争を生み、切磋琢磨で
より質の高いものが
生み出されていくのですね。
でも疲れたな。
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小説は、冒頭部分で決まる、という
しょうもない、薄っペラペラの持論。
東京-大阪間、往復で約5時間。
新幹線で読み切れそうな小説で、
自分の好きそうな文章がある作家は…
ってことで、綿矢りさ、に辿り着く。
大きな意味での「同世代」なんで、
一方的にライバル心を燃やしてた。
ま、6歳くらい、年下なんやけど。
別に作家は目指していないけれども、
(そうそう、これって、こんな感じ)
気持ちを文字にする、比喩することは
とても難しい。それを生業としている。
だから、小説家は、本当にスゴイのだ。
こんな文章、書けたらいいなって思う。
どうやったら伝わりやすいのだろう。
伝えたことは、イメージできるかな。
これらの訓練は、継続していきたい。
ひさしぶりの小説。
「勝手にふるえてろ」
中古で310円なり。
作家さんへの冒涜になるのかも。
ごめんなさい。つい手が出て…。
新刊出たら、単行本で買います。
結局、新幹線の片道で、読み終える。
やっぱり、「感覚が近い」と感じる。
ん?やっぱり?なにこれ?
何を期待してたんやろか?
そして、よく分からない世界観とか、
回りくどく感じる息抜き、でさえも、
いいんとちゃうかな、これはこれで。
みたいに、上から目線で分析してる。
なんでもいいわ。楽しい時間やったし。
自分が感じたことが、全て、だと思う。
読み手の感想なんか、人それぞれだし、
論評なんか、そもそも、どうでもいい。
改めて、そう思った、
新大阪までの道のり。
- 勝手にふるえてろ (文春文庫)/文藝春秋

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