毎年恒例、プロ野球ドラフト会議。
毎年、少しずつルールが変わるが
有名なのは、指名重複時の「抽選」。
いつも、ドラマのように描かれてる。
それで人生が決まってしまうから、
職業選択が自由であったとしても、
その抽選で、チームが決まるのは
見ている方は楽しめるんやけれど、
当事者は、それどころじゃないな。
今年の注目は、桐光学園 松井投手。
そして、大阪桐蔭の森捕手。さらに、
大学生は、九州共立大 大瀬良投手。
社会人では、JR東日本 吉田投手。
競合必至で、抽選確実だと思ってた。
それこそ、いろんなドラマがあった。
特に印象的だったのは、
広島東洋カープの抽選。
結果は知っていたけれども、
家に帰ってyoutubeチェック。
ドラフト会議の模様を見てみた。
注目の大瀬良投手には、セ・リーグの
ヤクルト、広島、阪神の3球団が指名。
広島の抽選役は、スカウトの田村氏。
スカウトが抽選役になることは珍しい。
有名な話、広島は、高校時代の頃から
5年間追い続けた。そして、彼も成長し、
他球団が獲得に乗り出してきた、逸材。
緊張の面持ち、抽選箱から用紙を取り、
開封した瞬間に、右手でガッツポーズ。
中継を見守っていた大瀬良投手も
緊張してた顔が、満面の笑顔になった。
彼を射止めた田村スカウトの顔は、
真っ赤になってて、涙を浮かべて、
震える声でインタビューに応じてた。
「頭が真っ白で…。
自分が一番、彼を見てきたから、
絶対に当たると信じていました。」
後に、大瀬良投手も笑顔で答えてた。
「ひいてくれると感じてた。一番熱心に
見てくださってた方。すごく嬉しい。」
大瀬良投手の弟さんは、ダウン症を
患っている。弟さんは、小さな頃から
妹さんと、大瀬良の試合に駆けつけ
声援を送ることを楽しみにしている。
これは、高校時代の熱闘甲子園で
取り上げられていて、それを知った。
高校の時も、大学の時も、そして、
大学日本代表の時も、弟と妹は、
欠かさず、応援に来ていたらしい。
今回のドラフト特番で、改めて
ドキュメントにされてたらしいけど、
いろんなことを乗り越えて、今、
広島カープのドラフト1位になる。
田村スカウトも、そんなこんなを
思い返し、胸が熱くなったんやろ。
ドラフトにかかった人の裏には、
かからなかった人もいるやろし、
それに、支配下選手の数には
制限があるから、当然ながら、
クビになった人も、たくさんいる。
人生、いろいろ。山あり谷あり。
山でも谷でも、楽しんでいって、
なんとか乗り越えないとあかん。
いつでも再スタートは、できる。
今年のドラフトは、指名された人
みんなが笑顔だったのが、印象的。
意中の球団はあったやろうけど、
選んでくれた球団で頑張ってく、
っていう姿勢を、めっちゃ感じる。
それにしても、
田村スカウトの涙には、
ちょっと感動してしまった。
楽天も東北の選手をたくさん
指名しているのは、なんか
球団の地元愛をすごく感じた。
組織を作るのは、戦略でなく、
こういった「愛」が重要やね。
あー、、、。大瀬良くん、
阪神に欲しかったなー…。
でも、田村スカウトの表情や、
大瀬良くんの笑顔や、その会場に
駆けつけた広島ファンの涙を見ると
(広島で良かったな)とも思う。
きっと、相思相愛やったんやろ。
神様は、いてるね、やっぱり。