沖縄からのお客様 | lyd

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「Live Your Dreams」⇒『夢に生きよう』

自分が担当する部署で今後、
お世話になる方を、沖縄から
お招きし、大阪で打ち合わせ。
自分は、初めてお会いした。

大切なお客様、なもんで、
当然ながら、予習をしてた。
お会いする前に、少し情報を得た。
“星の観測”の趣味をお持ちで。
んー。これはちょっと管轄外やな。
高校時代、地学を履修してたけど
正直、あんまり自信がない分野。
聖闘士星矢でごまかしたいくらい。
そんなわけもいかんやろうから、
とりあえず、困ったら、その話を
持ち出してみようとは考えていた。
ただ、沖縄の方は、一般的に
高校野球熱が高いのは知ってた。

打ち合わせが始まるまで、
少し時間が空いたので、
雑談をさせていただいた。

「大阪は何度目ですかねー。
 何度か来ていると思います。」

沖縄方言があるから、
少し聞き取りづらい。
でも、僕が話しやすいように、
話題を振ってくださる優しさを
感じて、なんか嬉しくなった。

「お仕事でお越しに
 なられたんですか?」

とりあえず、聞いてみた。

「いえ、高校野球を見に。
 甲子園、いいですよね。」

はい、これ、きた。まさに奇跡。
得意分野の中でも、ど真ん中。
でも、一方的に話しを過ぎないよう、
自分のテンションを、グッと抑えた。

「そうなんですね!私は
 高校野球が大好きで、
 毎年毎年、今年の夏も、
 甲子園に見に行ってます。」

そんなこと言った後、相手の方の
テンションがあがるのが分かった。

「そうなんですね!羨ましいです。
 実は私、宜野座でして、母校が
 21世紀枠で出場したんです。」

知ってる。めっちゃ知ってる。

「あ、21世紀枠でベスト4に
 進出された学校さんですね!
 宜野座旋風、でしたもんね。」

驚いた表情で、自分を見てくれた。
さらに、ちょっと、豆知識を続けた。

「宜野座カーブ、衝撃でしたので、
 本当によく覚えているんです。」

宜野座高校は、ファンでは有名。
この宜野座カーブも有名やし、
初出場した春のセンバツで
21世紀枠なのに、ベスト4。
準決勝では、仙台育英に敗退。
1-7で敗退したんやけれど、
その年の夏に出場をした1回戦。
なんと相手は仙台育英戦となり、
そして、なんと7-1で勝利する。
そんなこんなで、よく覚えてた。
もっと言えば、21世紀枠には
批判的意見が多かったけれど、
宜野座高校の、この活躍により、
春の21世紀で選出される枠が、
2から3に増えた、とも言われる。

「よく、ご存知ですね!大阪に
 宜野座をご存知の方がいて
 本当にビックリしています。」

(いやいやいや、宜野座って
 大阪では超有名ですから!
 阪神のキャンプ地ですし!)

言いかけたけど、止めといた。
そんなに知識を披露されたら
逆にうっとうしく思われるかも。
そんなことを考えていたら、

「阪神のキャンプ地ですから、
 そのことでご存知の方は
 多いと思うんですけどね。」

ドキッとした。それこそ、
心を読まれてるのか、と。

「そうですよね!私、阪神ファンで、
 春キャンプは、藤浪効果もあって
 宜野座をよくテレビで見てました。」

そんな感じで、会話が続いてった。
その方は、沖縄タイムズの通信員も
されていらっしゃるようで、取材で
キャンプ地を訪問されてるらしい。
なんやかんや話をしていたら
会議開始の時間になっていた。

高校野球好きが、
こんなにも役立つとは。

今までも初対面の方と
少し会話に困ったらば、
ご出身を伺って、でもって
「高校野球だと●●高校が、
 有名だったりしますよね。」
とかは、
ちょいちょい話題で使ってた。
実は、これ、意外と効果的で、
高校野球のファンでなくても
地元の野球が強い高校は
なんとなくでも、知ってるもの。
(良く知ってますね!)的な
反応はしてくれたりするので。

ただ、あんまり、この話題が
広がっていく、ってことはない。
野球好きは、そんな多くない。
だから、
次の話題を考えるための、
場つなぎ、でしかなかった。

ひさしぶりに、高校野球から
いろいろと話が広がってくれた。

とにかく、
高校野球に限らず、やけれど、
やっぱり、浅くても、深くても、
いろんなことを知っておくことは
いろんなところで役立つ、と思う。
だから、情報収集として、
アンテナを張っとくことは
本当に重要や、と感じた。

今回は、レアケースやけど。

「来年の春は、一緒に取材ですね。」

そんなこと言われて、嬉しかった。
阪神のキャンプを取材できること、
ってのではなく、社交辞令としても
(また沖縄でお会いしましょうね)
的な“ニュアンス”を含んでくださり
本当に、ありがたいことだと思った。
今後、
お仕事をご一緒させていただくし、
もっといろいろとお話を伺いたい。
心の底から、そう思えた方だった。

打ち合わせが無事終わり、
前半戦の最終コーナーは
ある程度の目処がついた。
皆さんのご尽力のおかげ。
ここから、大事な、後半戦。
ここからが、また、ややこしい。
丁寧に動いていかないと、
きっと、足元をすくわれる。

皆さんにご協力を賜りながら、
構築していくとともに、やっぱ、
二の手、三の手に動こうと思う。