『面接の短時間の中で、どこを
見ていらっしゃるんですか?』
率直で素直な質問だと思った。
最終面接が終わった大学生に
そう聞かれ、採用関連のことは
全部終わったので、忌憚なく、
色々と答えてあげようと思った。
まず、面接の短期間だけが
その人を見る時間じゃない。
人事からの電話の応対や、
履歴書の中身、最初の挨拶。
全てが「見る」対象となってる。
ま、ココまでは当たり前の話。
だけど、それすらわかってない
人も多いから、最近驚いてる。
で、いろいろと基準あるけど、
まずは、やっぱ、第一印象。
「よし、がんばろう」ってのが
伝わってくるかどうか、超大事。
身だしなみや笑顔などなど、
曖昧な表現やけど、雰囲気が
しっかりしている人でないと、
話をゆっくり聞こうと思えない。
次に、簡単に言えば、
「何で、この業界なのか」
「何で、うちの会社なのか」
これを返答を確認する。
正解を求めているんでなくって
しっかり準備してきたかどうかを
確認していく。面接でよくある、
「何か最後に質問はある?」
っていうのも、この準備の確認。
対策打って、打算的であっても、
まだ考えてきてくれてるほうが、
はるかに好感を持つことができる。
『そういうのって、わかるんですか?』
不思議そうに聞く大学生。
いやいや、丸分かりです。
採用だけで、もう1000人以上
見てきてるから、すぐに分かる。
準備がなくっても、補うくらいの
“何か”をもっていれば、話は別。
やっぱ、「人を見る」っていうのは
「疑問を持つ」ことから始まるので、
何気ない会話の中でも、ブレたり
していないのか、を、確認してく。
最後に、
これはどうしようもないけれど、
“っぽさ”を見る。ようは単純に
「ウチに合うのか、合わないか」
を、トータル的に判断をしてく。
どんなに優秀であっても、
ここでのパフォーマンスに
可能性を感じなかったら、
採用につながることは、ない。
縁のあるなしは、ここかもしれん。
『就活って、大変ですね』
ウルウルしながら声を絞り出す。
そうなんよね。だから、みんな、
苦しんどるんやし、乗り越えたら
ひと回り、大きくなっとるんやよ。
ま、何かしら、伝わったかな。
もし、何か参考になったのなら
それだけで、この縁は、良縁。
がんばってもらいたいな。