今日は、会社の飲み会。
2月のお疲れ会と、歓送迎会を兼ねて。
1年目のメンバーが予約をしてくれたお店。
「花回廊」
あの、華道家の仮屋崎氏がプロデュースしている
お寿司屋さん。会社から10分も歩かないところに、
そのお店はある。
「なんでもビジネスになるんだなぁー」なんて
思いながら、地下に続く入り口への階段を降りていた。
中に入ると、お寿司屋さんのイメージとはかけ離れた
内装。結婚式の二次会で使われるような、オシャレな
カフェみたいな感じ。天井が高く、壁や柱には生け花が
艶やかなにデコレートされてある。
キョロキョロしていると、飲み会が始まった。
で、しばらくして、
楽しくお酒を飲んでいると、割り箸を落としてしまった。
「すみません。お箸を変えてもらえませんか?」
と、店員さんにお願いをした。そして、快く変えてくれた。
それから10分ぐらいして、
また、
割り箸を落としてしまった。。。
(あいたたた。ま、一瞬しか落ちていないし、
もう1回変えてもらうのも悪いしなー・・・。)
なんて思って、
誰にもわからないよーに、コソっと、
おしぼりで割り箸を拭いた。
「さ、何か食べようかな。」
って思っていたら、
数秒後、
店員さんが隣に来た。
「お取替えいたします。」
ボクは、ものすごく驚いた。
割り箸が落ちたのは一瞬だったし、周りに
店員さんは誰もいなかった。それなのに、
その店員さんは、ボクの割り箸を交換して
くれた。
思わず、
「え?何でわかったの?」って聞いてしまった。
そして、その店員さんは笑顔で答えてくれた。
「割り箸が落ちる音には、敏感なんですよ。」
ま、それがホントがどうかはしらないけれど、
これがサービスの本質なんだ、と思ったし、
ものすごく感動した。
1人がサービスを追及することでさえムズカシイわけで、
しかも、そのサービスを浸透させることは、もっとムズカシイ。
それでも、そのお店の店員は、キモチのいい気配りを
最後まで貫いてくれた。少しうるさくて、多少なりとも
迷惑なはずなのに、私達を尊重し、そして、サービスを
徹底してくれていた。
「お客様は神様です。」
もう亡くなってしまったが、三波春雄さんが残した言葉。
ジャパニーズサービスの基本は、きっと、この考え方が
浸透している。
サービスを提供する側と
サービスを提供される側。
どちらが偉い、とか、そんなのはない。
それでも、
この場所にいるこの時間、最高なものであって欲しい。
そして、
気持ちよくなって、少しでも心に残る時間であって欲しい。
大げさでもなんでもなく、
そんな想いが伝わってきた。
そんなキモチを提供できること。
これが、サービスの真髄なのかもしれないな。
甘めのカクテルを飲みながら、
こんなことを思っていた。
ボクらが忘れがちなことを、
サービスのプロは教えてくれた。
またひとつ、勉強になった。