知らない間にいろいろ変わっていたフランスの運転免許証(2022年10月) | 更新は全然頑張らない備忘録@フランス語圏スイス

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自分が後で振り返って「あ~、あの時はこうだったんだ」と思い出すための備忘録のようなもの。
海外生活、持病(婦人科疾患やアレルギー)、高齢出産、育児、子供の受験などのつれづれ。

現在、知人がフランスの運転免許証の切り替えに手こずっていて大変なことになっています。なんと、行政手続きのあまりの遅さに自動車保険の更新を断られてしまったため、運転できない状況に!

 

というわけで久しぶりにフランスやスイスの運転免許について調べてみました。

 

まず、前回(2018年)に書いた記事はこちら。

 

 

1.2009年にバンコクからジュネーブに戻ってきた時に、「フランスの運転免許証」から「スイスの運転免許証」への切り替えをした話と

2.2001年に日本からジュネーブ近郊のフランス領(Ain県)に移住した際に、「日本の運転免許証」から「フランスの運転免許証」に切り替えた時の話。

この当時はAin県の県庁窓口で提出した日本の運転免許証は返してもらえなかったので日本の免許証とはサヨウナラ。

一時帰国時に再交付申請も可能だったそうなのですが、期限が切れた後から知ってもねえ。

 

こちらは2018年の記事で、スイスの運転免許証で日本を運転する場合の手続きについて書きました。

 

 

ここからは、2022年10月現在の最新情報となります。

 

2013年の改正で、フランスの運転免許証は大型のピンクの紙(無期限)からカード(有効期限15年)になりました。

元のピンクの紙の免許証が使えるのは2033年までだそうです。

 

 

また、フランス免許証への切り替え手続き時の「日本の運転免許証返還」も一時停止されていました。

↓ 在ストラスブール日本総領事館の、2017年11月1日のお知らせ

 

 

しかし2020年10月6日の在仏日本大使館のお知らせによれば、日本の免許証はまた返還してもらえるようになったみたいです。

 

 

 

更に、以前は在住地の県庁に行かなければならなかった免許証の切り替え申請自体がオンライン化されたとのこと。

(これはコロナの影響かもしれませんね。免許証申請のためにはるばるBourg-en-Bresseまで、高速道路を運転して、よく雹が降るNantuaの峠越えをして行かなくても良くなったのね。)

 

 

そして、フランスの免許証で日本で運転する場合は↓在仏日本大使館からのお知らせ

 

 

スイスの免許証で日本を運転する場合は

↓在スイス日本国大使館からのお知らせ

https://www.ch.emb-japan.go.jp/files/100027750.pdf

 

 

スイスとフランスの運転免許証で日本国内を運転する場合には必ず、JAFで法定翻訳を作ってもらう必要があります。(国際免許証は使えません)

そして、2022年現在、JAFでは法定翻訳の即日交付をしていません。申請は窓口でもできますが、交付は必ず郵送なので、申請から交付まで1週間くらいかかります。

 

 

日本語翻訳文のお申し込みについて

日本語翻訳文のお申し込みは、JAF支部「日本語翻訳文の発行窓口」及び郵送で承っております。
窓口で申請いただいても翻訳文の発行・お渡しは郵送にて対応いたします。

 

  • 郵送でお申し込みいただいた場合は申請書に記載されたご住所へお送りいたしますが、お申し込みいただいてからお届けするまで通常1~2週間程度かかります。

JAFは海外からの申請も送金も受け付けていません。

(現金書留郵便でしか申請・送金できません)

また、海外への送付も受け付けていません。

※海外からの申請・送金および海外への送付はお受けしておりませんので、ご注意ください。

つまり、日本国内在住の誰かにJAFへの申請手続きや郵送送付先を代理で引き受けてもらわないと、一時帰国中に法定翻訳を取得して運転するのは厳しい、ということです。