なんでこんなにちぐはぐ? | 更新は全然頑張らない備忘録@フランス語圏スイス

更新は全然頑張らない備忘録@フランス語圏スイス

自分が後で振り返って「あ~、あの時はこうだったんだ」と思い出すための備忘録のようなもの。
海外生活、持病(婦人科疾患やアレルギー)、高齢出産、育児、子供の受験などのつれづれ。

現在、長男ザーの新生活のため、準備中です。

 

私も日本に行きたいのですが、7歳の長女ガルを置いていくのも連れて行くのもダメと言われて動けません。

ロットいわく、「スイスに置いていかれても俺には面倒が見れない。スイスの学校を休ませたら勉強についていけなくなるから連れて行くのもダメ。」

 

結果的に関東に住む母、エンドラさんに全面的に頼ってしまっています。

合格発表が始まった2月中旬からずっと助けてもらって1ヵ月を越え、エンドラさんも疲労の限界です。

妹のサマンサさえも、「エンドラさんからSOSが来たから」と泊りがけで手伝いに行ってくれています。

関西の義父母も、ザーのために何か手伝いたいと言ってくれています。

 

でも、関係者全員、ザーの大学生活のスタートを応援したいと思っているはずなのに、なぜかちぐはぐな齟齬が続いています。

関係者が増えれば増えるほど、考え方の違い、優先順位の違いによる衝突が増えます。

連絡の行き違いも信じられないくらいに増えています。

スイスと日本の時差8時間も、行き違いに拍車をかけています。

 

住民票の移転手続ひとつとっても、揉めに揉めています。

ロット 「予備校の寮を出て一人暮らしが始まるのだからこれからは実際の住所に。」

ソニック 「賛成」

ザー 「うん、頑張る」

ロット 「じゃ、今、住民票を置かせてもらってる、関西(ロットの実家)に、転出届を出すよう頼んでおくよ」

義父母からも了解の返事をいただき、これでその件は片付いたと思っていたソニック。

 

ところが・・・・金曜日。

義母 「ちょっと待った~!住民票移転の件はエンドラさんにお願いしたい」

ソニック 「???えっと、それは関西からの転出届出の申請手続の件ですか?」

義母 「そうです。」

ソニック 「なぜ関西の市役所への転出届提出を、関東に住むエンドラさんに頼みたいんですか???」

義母 「そうじゃなくって、やっぱり、ザーに全部手続を任せるのは心配。住民票をエンドラさんの家に移せない?」

ソニック 「アパートに住民票を移すって決めたのはロットなので、私に言われても・・・。まずロットと話してください。」

 

確かにザーは関東で大学に行くけど、実家からはとても遠いからこそ、アパートを借りたんですが・・・。

実家に移して用が足りるなら、今のまま関西に置いておいても同じですよ( ゚Д゚)。

 

ロット 「えーと、俺はどっちでもいい。ソニックが(ロットの)母と相談して決めて。」

ママに押されて自分の意見は消えちゃったようですね、ロット。

それに、私が義母と相談しても、エンドラさんに断られたら終わりでしょ?

ソニック 「本人に確認します。」

 

Skypeで話し合い

ソニック 「関西は、ザーに任せるのは心配だっていうんだけど」

エンドラ 「気持ちはわかるけど・・・」

ザー 「オレ、自分でやる!だって、一生お祖父ちゃんやお祖母ちゃんに代わりに手続をやってもらえるわけじゃないんだから。失敗してもいいから、自分でやってみる」

 

ソニック 「ザーは自分でやると言ってます。当初の予定通り、ザーの実際の住所に移すのでいいわね?」

ロット 「ああ、本来そうするべきだから、そうしてくれ」

関西にも伝えて、一件落着・・・・と思いました。

ソニック 「転出届にはザーの委任状が要るんですが、ザーから急いで送らせますか?」

義父 「ザーから送っとるんじゃ月曜に間に合わへんかもしれんなあ。」

 

日曜日、激怒したエンドラさんからSkype。

エンドラ 「月曜には荷物を発送しなくちゃいけないから、サマンサにも手伝いに来てもらって必死で荷造りしてるのに、また関西から住民票の件で蒸し返しよ。いい加減にしてえ><。」

ソニック 「はあああ・・・・・(ため息)。話は付いたはずなのに。」

エンドラ 「だから、もう、ザーに郵送で手続きさせるって言ったわ。窓口に行くより日数はかかるけど、もう関西の手は借りない!」

ソニック 「ザーのことで迷惑かけてごめんなさい。」

 

この後、ロットのスマホにも、関西からSkypeで連絡がありました。

義父 「郵送で手続きするそうやからもう、市役所には行かんでええんやな?」

ロット 「うん、行かなくていいよ。」

 

月曜日、エンドラさんからSkype。

エンドラ 「さっき、また関西から住民票の件で電話があって」

ソニック 「またなの?昨日はロットにも関西から連絡があったから、これで終わったと思ってたのに」

エンドラ 「関西のご夫婦2人で市役所に転出届を出しに行ったら、ザーの委任状が要るって言われたって」

ソニック 「はああああ????  そりゃ、当然委任状は要るわよ。でも、もうザーが郵送で手続してるんだから、そもそも関西のご両親は市役所に行かないってことになってたのに、なんで?」

エンドラ 「知らないわよ!もう、頭がおかしくなりそうだから、ザーに代わってもらったわ」

ザー 「オレが自分で書類を送ったから、もう市役所には行かなくていいって、オレから念押ししておいた。疲れた><」

 

誰にも悪意は無いのに、なぜ、全員が無駄にエネルギーを浪費して、疲れ果てる羽目になってしまうのでしょう?

とほほ。