シンガーソングライターのさユりさんが亡くなった。

享年28歳。

年齢に享年と接頭するにはあまりにも若い。

 

酸欠少女 さユり(@taltalasuka)さん / X

 

 

自分が一番好きな曲は、

アニメ「僕だけがいない街」のエンディング

「それは小さな光のような」

 

酸欠少女さユり『それは小さな光のような』MV(フルver)アニメ「僕だけがいない街」EDテーマ。『来世で会おう』MV(フル)とタイムリープしたMV (youtube.com)

 

さユりさんの透明感と寂寥感のある声がとても良くアニメに合っていた。

「僕だけがいない街」はアニメとマンガで結末が違って、どっちが良い悪いを超えて面白いから見たことがない人にはお勧め。

 

 

最後の曲はリコリコのエンディング「花の塔」かな?いい曲だよね。

最後って書くとなんか悲しいな。

 

 

さユりさんは少し前から「機能性発声障害」を患っていたそうで、シンガーとしての命とも言うべき「声」が出しにくくなっていたらしく、相当なストレスがあったのだろう。

機能性発生障害という病気は心因性失声であるケースが多いらしい。

発病以前から色々な悩みを抱えていたのかもしれない。

 

全然レベルが違う話になっちゃうけど、例えばパチ/スロ大好きでそればっかり考えている僕らが突然レバー叩けなくなったり、ハンドル握れなくなったらどうします?

別の事やるから全然大丈夫!って人は(自分を含めてそれが大多数だと思う)、命削る程情熱燃やしてないという事で問題ないだろうけど、本気で取り組んでいて、それが人生において絶大なウェイトを占めていたら、「もう終わりでもいいかな」って思っても不思議じゃないし、むしろ思うんじゃないかな。

命さえどうでも良く思えるほど燃えたなら、それは真剣に生きてきた証だよね。

灰は道となり、風に吹かれていつかは離散するけど、やがて何かの糧となり別の場所で形を成す。

何を考えて、何に悩むのか、他者が知りようもないこと。

生きる意味は人それぞれ。

それに対して外野がどうのこうの言うのは筋違い。

だから生の結末については何も語るべきではない。

ただ、もっと歌を聴きたかったな。って思いだけ。

 

 

さユりさんのご冥福をお祈りしています。