【 THE LOST ANTHOLOGY 】

【 THE LOST ANTHOLOGY 】

うらおもての記録。

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立ちすくむってこういう事なんだな
涙を堪えてしばらく歩き出せなくて
世界がぐにゃぐにゃになる感じ
こうなる事を心のどこかで望んでいたはずなのに
当事者になる事は想定していなかった


正直に話すんじゃなかった
苦しい思いをして完治して元気になったのに
どうしてこんなに傷つかなきゃならないのだろう
世間は自分が思うよりかなり敏感だ
病原菌、バイキン、排除


知り合いが入院して最後に連絡を取ってから10日も経ってる
既読が付かない遅すぎる
どうか生きていてほしい



毎日暗い辛いニュースばかりで
SNSを開けば不満と愚痴だらけで批判が目につく
ああ言えばこう言うその繰り返し
何が正しいのか分からなくなる
かと言って応援ソングや動画も見る気になれない
生きているのがしんどい


暮らせないわけじゃない
コンサートに行けないのが
会いたい人に会えないのが
友達と旅行に行けないのが
そういうのが辛いわけじゃない

こんな状況のとき
ただ必要とされてないんだなと痛感する
世間からも周りから誰からも
夢も目標も無い
生きることに意味はないから
どんどん深みにハマっていく
あんなに死ぬのが怖かったくせに


今誰かに手を差し伸べられたら
その手を取ってしまいそう
宗教にハマる人の気持ちがわかる
優しい言葉を掛けられたら
縋ってしまうかもしれない
そんな生き方もありなのかもしれない




完全自殺マニュアルを読んで
心が少し軽くなる
無理に生きることより死ぬことを考えたほうが
色んなことが見えてくる



自由なんて無くていい
隔離された世界でいいから
必要とされて生きていきたい




6日目 1日(水) 
36.6℃
熱も下がって咳も出ないし息苦しく無いし体調は良好。
だけと相変わらず嗅覚と味覚が無い。
香水を直で嗅いでも匂わない。
ご飯を食べても美味しく無いから全然食べる気がしない。
まだウイルスが身体の中に居るんだろうか。


7日目 2日(木)
36.5℃
もうおそらく大丈夫。嗅覚と味覚が少し戻った気がする。お茶の味がほんのり香る。
匂いがする味がするってなんて幸せなことなんだろう。
少し吐き気がするのはウイルスのせいじゃなければいいな。



知り合いが体調不良を訴えて病院に行ったにも関わらず、風邪と診断されて風邪薬だけ処方された。
そこから熱、咳、下痢が悪化して心不全になり入院する事になった。
重症化して入院ってなってようやくPCR検査を受けて陽性反応。
体調不良から1週間経ってようやく検査してもらえた。
あまりに遅すぎる。これが今の日本の現状なんだな。

保健所も相談センターもいつ電話しても全然繋がらない。
こんなんで感染者が増えるわけがない。

マスク2枚にはさすがに笑ってしまった。
給食マスクの写真を見る度につい笑ってしまう。
笑い事じゃないけど。
わたしは要らないから必要な方に送ってあげてほしい。


経過記録おしまい。

5日目 31日(火)
36.8℃
この発熱は変動が激しい。
夜寝る前は37.2℃で微熱が続いていて、体温計を測るたびに一喜一憂。

でも息苦しくない!普通に吸える!!!!!
良かった。わたしの肺よくがんばった。
食欲ないのに無理やり食べて免疫高めたおかげかな。
安堵で涙が出る。。。
安心したらお腹も鳴った。

しかし噂されるように、嗅覚と味覚がない。
香水を直で嗅いでも匂わない…
鼻は詰まってない。
食べ慣れたご飯やおかずもうす味に感じる。



(おそらく)流行病のウイルス症状
・発熱の変動が激しい
・熱は高くなくてもひどい倦怠感
・身体の節々が痛む
・とにかく下痢
・鼻から息を吸うと空気が冷たく感じる
・我慢出来るけど息苦しい
・嗅覚と味覚がなくなる


・ぜんそくの吸入粉末剤は効いた




このウイルスは若い人は大丈夫という何の根拠もない慰めにもならない言葉にずっとイライラしていた。
致死率は20%で10人中2人は死ぬんだよ。
なってみると分かる。
本当にしんどいし、毎日増える死者数に自分も加算されるんじゃないかと。


とりあえず一安心。
ありがとう免疫。ありがとう御先祖様。ありがとう父上。

生活のこと考えると4月は仕事無いに等しい。さてどうしよう。

4日目 30日(月)
朝 36.7℃

ずっと息苦しい。熱の変動も激しい。
36.7℃〜37.4℃測るごとに体温が違う。

保健所や相談センターに何度電話しても混み合っていて全然繋がらない。
だからニュースでやってるコロナ患者の人数が増えるわけがない。
本当は計り知れないほど大勢いるだろう。


ネットに書いてある症状がそのまま出ている。
コロナウイルスに感染すれば息苦しいのは当たり前なんだとか。

イタリアでは1万人も亡くなっている。医療がパンクして見捨てる人と助ける人を選別している。
放って置いたら死ぬの分かってても手が回らない。

若い人は大丈夫なんて事はない、若い方も大勢亡くなっている。
大した事ないならここまで大事にはならない。
感知する人もいるのは分かっているけど、死者数があまりに多過ぎる。
志村けんさんの訃報のニュースを見て茫然とする。



不安で不安でたまらない。涙が出てくる。
1人で抱えているのがこんなにも辛い。


熱、咳、倦怠感から3日目。
1日目37.3℃
2日目37.1℃
3日目36.9℃

26日(木)の夜から具合が悪く早々帰宅。

1日目 27日(金)
早朝に身体の節々が痛くて目覚める。乾いた咳。
熱はそれほど高くないのに倦怠感がすごい。
カロナール解熱剤を1錠飲むと少し楽に。
昼過ぎに病院へ行くと風邪との診断。
風邪薬を処方してもらい飲んで自宅療養。

重症化しないとPCR検査は受けられない。
37.5℃以上の患者は半分にも満たないとか。正直怖い。ただの風邪だと信じたい。

お父さんにメールする。涙が出る。心配かけたくないけど、大丈夫だとは思うけど、怖くて仕方ない。


2日目 28日(土)
熱が少しだけ下がる。咳も止まる。回復に向かっているんだと洗い物をして洗濯機を回す。
少し動いたら疲れがどっと出た。
だけど咳も止まったし熱も下がってきている。
ただの風邪だったのかなと安心したのも束の間、夜に息苦しさが。
呼吸出来ないほどじゃないけど、このタイミングで息苦しさとかいつものただの風邪じゃないのは明らか。


3日目 29日(日)
熱が下がり36.9℃に。でも寝て起きても息苦しさは変わらない。みぞおちあたりも痛む。
風邪薬だけで治るんだろうか。喘息もちなのに。
息苦しさは前にもあった。
喘息用のドライパウダー吸入をする。
でも楽にならない。だんだんと不安になる。





あれほど死にたがってのに流行病に怯えてるなんて滑稽で笑えるだろう。


ただの風邪にしてはめちゃくちゃしんどい。
正直怖い。コロナ一日の感染者数百名?
そんなわけあるか。周りに同様の状態の人がわんさかいる。
でも重症化しないと診てもらえない。
だから今報道されてるのは優遇されてPCR検査できた有名人と重症化の人達だけ。

毎日マスクして潔癖な程手洗いをしていた。
それでも病気にはなる。
若い人は大丈夫というなんの根拠もない噂を鵜呑みにして、普段通り生活していたんだから。
自分は感染しない、したとしても軽症で済むだろうと思ってた。

毎日毎日こんな不安にさらされて、何が悪い訳でもないとか言って。
これだけの世界的規模で死者が増え続けて、もし大切な人が亡くなったら、
責めるものも罰することも出来ずしょうがないで済まされるのだろうか。

メディアが言ってる事が本当か分からない。
中国のせいじゃないかもしれない。だけどいっその事こと滅んでしまえと心の中で思うのは、アメリカの洗脳なんだろうか。
第二次世界大戦でアメリカが原爆を落とさなければ、戦争は終わらなかったという風に。



そんな事書いてるうちに頭も痛くなってきた。

どうか早く回復に向かいますように。








わたしにはもう何もない

家族も
友達も
恋人も
仕事も
夢も
お金も
何も無い何も持ってない

無いのだから失うものがない
何もなさ過ぎて
泣きながら笑ってた

終えるならきっと今だ


どうだ気が済んだでしょう
思い知らされたよ
君が望んだ通りわたしは絶望している
苦しんで不幸のどん底にいる
死ぬまであと一歩だね

おめでとう


わたしはあなたの幸せを願っていたよ
思い通りになったよ
わたしの不幸と引き換えなら
この痛みを受け入れようじゃないか


自分の心がどう動くか試したくて
汚してしまうこと分かっていて
それでも温もりがほしかった
満たされないことを分かった上で


前にも後ろにもいけない
君にもあなたにもあの人にも
わたしは映らない居ないんだどこにも
誰の目に映ればいい
誰を想い消えていけばいい


何も語らないで何も言わないで
静かに消えるから
もう何も言わないで
頼むから




胸が痛くて圧迫されて
息も吸い辛くて
こんな痛みは初めてで
このまま息が止まってしまったらどうしよう
と突然の死を疑った


病院に行ってあらゆる検査を受けたけど
何処にも異常は見当たらなかった

ストレスで片付けられてしまう
この痛みと息の吸いづらさを
何の処方箋も無いなんて


高い検査代を払って
おっさん医師に心電図の時に裸を見られて触られて
(向こうはもちろん診察であり仕事である)
何処も異常がないって
ただ裸を見られてお金を払いに来たようで
バカバカしくて泣けてきた

安心料?なんの気休めにもならない
何もないのに越した事は無いけれど
胸が痛くて息も苦しいのに
それを心療的なものと判断されて
虚しくて何て弱いんだこのカラダはと
つくづく自分が嫌になった


ストレスなんてない
だからカラダがおかしくなるなんてあり得ない
そうでしょう








わたしって何

何も持ってない

何がしたくてここに居るんだろう

何故生まれてきたんだろう



胸が苦しいから
色んな思いが頭を巡る


存在意義も価値もない
使命もくそもない
事故も病気もたまたまに過ぎない
ただ生まれただけ



こんなに思い通りにいかなくて悲しくて
こんなに辛いなんてなんて
なんて人生はおもしろいんだろう
物心ついた時からずっとしんどい
でもそれが生きていくこと



胸の痛みも息の吸いづらさも
いつかは止まるから
だから今は苦しくても泣けてきても
ただ生きていくだけ






愛されなくてもいいから

あともう少しだけ

久しぶりに神の歌を聴いたら涙が溢れた
電車の中なのに
泣いていたらへんに思われる
耳が心臓が細胞がこの声が心地いいと
たまらなく好きだと感じている
溶かされて癒されていく



ここ最近はあらゆる事が
うまくいかなかったり
人に裏切られたり
大切なものを無くしたり
これ程までにこてんぱんにやられている
厄祓いまで行ったのに
やっぱり不運が付き纏う




やっぱり神が居ないとダメだ
神じゃないとこんなに幸せを感じられない
何の意味も持たない

結局ここに戻ってくる
前回の神に縋らないとか撤回する
無理だもう
神なしで生きていけない
生きていけるわけがない







誰といても
期待はしていない
愛しさも感じない
何もかもが違う
きっとこんな風にしか生きられない

いいんだもうそれで
ここ数ヶ月は本当に色んな事があった
なかなか就職活動が上手くいかなかったり
信頼してる友達に裏切られたり
知人に騙されたり
仕事も相変わらずだし
なかなか次へのステップに進めない

風習とか迷信とか信じなかったけど
今年ばかりは厄年と大殺界を
目の当たりに感じずにはいられない

何かを始めようとすると
何かの邪魔が入ったり
上手く物事が進まない

泣くほどの事じゃないし
死にたいほど辛いわけでもないけど
暗い影がずっと付き纏う

ようやく厄祓いに行った
気休めでもいいからこの状況から抜け出したかった




もう
神様に縋らなくなった

助けてほしい
救ってほしいとも思わない

自分の中で何かが壊れてから
静かに消えていった
執着を手放したんだ
そしたら心が楽になった

もう大丈夫だから
心穏やかに
どうか幸せでありますように








最後の東京生活を

ずっとずっと憧れていた街に決めたんだ


平成から令和になった日
心が折れた音がした
わたしの小さな世界は意味を無くした


涙がとまらなかった
息が苦しかった
掴む力が消えてく
もう限界だったんだ
何度も思い知らされることが

気づいていたけど
気づかないふりをして
きつく蓋をしめていた
欲にまみれて
大事なものを見失っていた

今まで
支えることで支えられていたはずなのに

必要とされたかった
そんな欲が留めることが出来なかった





新しい一日目は窓を閉めて
ベッドから起き上がることも出来ず
ひたすら泣いた


これは報いなんだ
罪を犯した報復にちがいない



泣いて泣き疲れて

そのまま眠って

なんとか虚勢張って

また泣いて泣き疲れて

そのまま眠って


そんなことを繰り返して
きっといつかは涙も枯れ果てるだろう




だけど

これから先辛くなったとき

わたしは何を掴めばいいんだろう

誰を頼ればいいんだろう

何を支えにすればいいんだろう