4月からSFIが今までと違う学校になりました。私の住んでいるコミューンでは、4年に1度、入札で2校のプライベートスクールを選んでいて、ちょうどその節目だったのです。 


先週休んでしまった私にとっては、今日が初日。今までとの大きな違いは2点。 


1. コンピューター学習が取り入れられる 

2. 担任の先生以外にもコーチというキャリア指導担当が生徒1人に対し1人ずつつき、就職指導のアドバイスをする 

 ということ。

 1.はスウェーデン全体で、SFIの教師が1000人は足りていないと言われる中、できるだけ少ない人手で多くの生徒を教えられるようにするため。さらに、C、Dといったクラスに別れていても、その中でもレベルは様々なので、自分のレベルや学習スピードに合わせて学べる仕組みとのことです。 


移民が急増したスウェーデンではSFIはもちろん、学校の先生も不足しているようで、免許のない人が教えているのが問題になったりしています。逆に教師が余っているフィンランドから積極的に採用しているとニュースでも見ました。 


2.は、今まで難民の方には職安のようなところのスタッフがインターンシップや就職の支援をしてきたものの、ノーマーク、ノーサポートだったそれ以外の移民もしっかりサポートしていきましょうということのようです。 


失業率が上がり貧富の差が拡大し、治安も悪化するという悪循環から移民反対の人も増えつつあるスウェーデン。できるだけ移民も早く社会にとけ込み税金を納める側になってもらわないと福祉社会が成り立たないと心配する方も多いよう。 


だからできるだけ移民を幼稚園・保育園の先生、パーソナル・アシスタント、介護士、看護師、ホテルのスタッフなど人員が足りていない分野で活躍させるため、語学に加えてそれぞれの専門知識を教えるコースも増やし、企業やコミューンと連携し就職や必要に合わせて社会人学校への進学までサポートするようです。 


コーチがそれぞれの希望や経験に合わせてテキパキとその場で就職先にコンタクトをとってインターンシップを決めていく様子はなんだか爽快でした。 


求められている職場で精一杯がんばれるなら、経験がなくてもスウェーデンで職を得て自立していくことができるのでしょうね。クラスメイトの成長も楽しみだし、私も負けずにかんばろうと思います。 


写真は関係ないけどいつかのアパタイザー。こんなのがお家のトマトで作れるようになるといいな。


via from a Swedish kitchen
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