1本の木なのに、こんなに1枚1枚違っているんだな~。
私というひとりの人間の、生きてきた文脈にある出来事も、いろんな色をしている。
自分自身もより深い棚卸をと、
20人のクローズドグループの中で
「仕事と私」「音楽と私」
などテーマごとの振り返りを書きまくっています。
(年代ごとの棚卸から始めるのもお勧めです。
私は昨年1回年代に沿ってやったので、今年はテーマごとに行っています)
グループに参加してるメンバーは私の投稿にコメントくださったり、
自分のノートに個人で書きこんだりと好きなスタイルでいらっしゃいます。
昨日はZOOMでつないで、ゆるくコワーキングタイム。
そこで質問があったので、個別に棚卸する方にヒントになるかな?と思い、今日の記事を書いてみます。
棚卸、とは、思い出すだけではなく、書くか話すか、とにかく頭の中から外へ出すのが重要です。
引き出しの中から物を出さずに手だけつっこんで奥まで整理するのは難しいです。
①出来事、経緯 (事実)
②それにまつわる感情
③そのとき大事にしたかったこと(望み・ニーズ)
④そのとき思ったこと (思考判断)
⑤そのとき実際にしたこと (行動)
⑥いまあらためて思うこと (俯瞰・当時の自分への共感・再定義・ギフトの受け取り)
⑦いまの自分から当時の自分へかける言葉
を、印象的なエピソードごとに書いてみるとよいです。
「いつも●●だった」
だけではなくて
「ある日の夕方こんなことがあった」
というシーンを書く。
①シーンを描写すると
②感情がありありと蘇ってきたりするので、そこにしばし浸り、
③大事にしたかったことを探り、そこにもしばし浸ります。「自由に心から憧れていたなあ」など。
④それによって、「自分はこう思った・決めたんだな」
という当時の思考判断を再認識します。
⑤そのときの判断による/あるいは判断に反した自分の行動をみつける。
⑥①~⑤をみて今、どう思うか。後悔があるかもしれないし、仕方なかったな、かもしれないし、
よくやったよな!かもしれない。この物語を他者の目線、または脚本家の目線でみるとどう見えるでしょう。
その出来事のギフトはなんだったのだろう?と考えてみるのもよいです。
⑦「あのときはそれが精いっぱいだったし、それによって守れたものもあったね。
でも今はこうすることもできるから大丈夫だよ」のように、現在の自分からねぎらってあげる。
あるいは、「あのときそうしてくれたおかげで、今こうだよ~」と感謝する。
当時の自分が、まだ何か言いたげであれば「またくるね」
満足そうであれば「じゃあもういくね」
あるいは「一緒に行く?」と一緒に歩きだす・今の自分のお腹のポケット(カンガルー的な)に入ってもらう、などもいいです。
どの時代の自分も、
精一杯生きていたなあ。
なかなかそう思えない方は、人の手を借りるとよいですよ。
それから、思い出すのが怖い、辛いことは、無理にひとりでやらない方がよいです。
今じゃないかもしれないし、十分に訓練を受けた人とやることが必要かもしれません。
絶対に無理をしないことです。
やってみたいな、面白そうだなと思ったら、試してみてね。
■お申込み、お問合せは
こちらから