陰陽太極魚図、あるいはタオマーク。僕はこのマークが好きだ。白の中に少し黒がある。逆も然り。でも僕が一番好きなのはそこじゃない。僕がこのマークで一番好きな特徴は、直線がないということだ。

僕は学生の時から数学が苦手だった。だから難しいことは言えないが、例えば円周率を表すπ。あれは3.1415〜〜みたいな感じで、永遠に続いていくのだとか。つまり、割り切れないのだ。じゃあ円なんてものは嘘なのかといえば、そんなことはない。円は確かに目の前にある。要は、頭では答えが出ないということだ。

例えば、アキレスと亀という有名な問題がある。あれも似たところがあると思う。アキレスが亀に追いついたときには、亀は少しアキレスより前に進んでいる、みたいな話だったと思うけど、あれも要は屁理屈だ。なぜこんな屁理屈が出来上がってしまうのかと言うと、そもそも数というものが頭の中にしか存在しないものだからだと思う。この屁理屈に気づいたとき、人は頭を置き去りにするんだと思う。