母を見送る | 脱毛美肌サロン ルクスレイローズ

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5月23日午前3時、大好きな母が他界しました。

 

80歳でした。

 

3月8日に買い物中に倒れ、当日の診断では貧血という事だったのに

 

後日の検査で肺癌と診断されました。

 

3ヵ月もたたないうちに、お別れがくるなんて

 

夢にも思いませんでした。

 

 

 

倒れるまでは、コロナ渦で外出が自由にできなくなったものの

 

時々電話で話す母はとても元気で、

 

老老介護で叔父のお世話をしに行けるほど。

 

そんな母が倒れるなんて寝耳に水でした。

 

 

こんなご時世なので、コロナの検査から始まり

 

はっきり癌だと分かるまで、何度も何度も検査をしました。

 

一度影が消えたという知らせは何だったのでしょうか?

 

結局、癌はかなり進行しており

 

大きく真っ黒な影が肺の辺りにありました。




 

 

コロナ渦で病院も面会が出来なく、付き添いも1人までと決められていたので、

 

近くに住んでいる弟がずっと母をみてくれていました。

 

私は近くに居ながらも、弟からの連絡を待つのみ。

 

 

入退院を繰り返す母でしたが、

 

コロナ無症状であってはいけないからと、

 

実家に行くことさえも許されませんでした。

 

すぐにでも飛んで行きたい気持ちをぐっとこらえながらの日々。。。

 

心配でなりませんでした。

 

それでも日々の生活の中での変化や締め切りは

 

否応なしにやって来ます。

 

 

 

 

そんな中、私が出来ることと言えば

 

父のお墓にお参りして、「まだそっちの世界に連れて行かないで!」とお願いしたり、

 

奇跡を信じ願う事...

 

その程度しかできない日々も辛かった。。。

 

 

 

初めは弟が一人で母の事を看てくれていたので、弟の身体の事も心配でした。

 

私がコロナがどうとか言ってられない!となってからも

 

弟と母は、私の仕事の事や家族の事を考えてくれ

 

私が行くことを拒んでいました。

 

 

そして余命数か月といわれる中、母を病院で一人にするのは耐えられず

 

母と相談の上、弟と自宅療養を選んだのです。

 

 

弟も一人で看るのはもう限界になっていましたので

 

5月8日から私と弟、交代で看ることとなりました。

 

 

それからは毎日、仕事の時間以外は

 

母のところへ飛んでいく毎日。。。

 

母の姿を確認して、安心する毎日。。。

 

一日2往復したことも何度かありました。

 

 

 

母の辛そうな姿を見ては

 

母に気づかれないように何度も何度も瞬きで涙をこらえました。

 

 

もし母がずっと入院していたら...

 

母とこんな密な時間を過ごせることもなかったと思います。

 

母のお世話が出来る事が嬉しかった。

 

母が「悪いね」と申し訳なさそうにするのが悲しかった。

 

母の「ありがとう。」がとても嬉しかった。

 

母がたまにわがままを言うのが嬉しく、安心した。

 

 

 

でもこんなに早く母が逝ってしまうなんて。。。

 

 

 

 

 

この5月は私にとって、忘れなれない日々が続きました。

 

抗がん剤の副作用でずっと苦しむ母でしたが、

 

そんな中でも、母は私に沢山の事を教えてくれました。

 

 

 

普通に食事出来たり

 

普通に眠れたり

 

普通に歩けたりすることの素晴らしさ。

 

 

大切な人が傍にいてくれることが当たり前でないこと。

 

今までしてきた事が全て無駄でないこと。

 

ありがとう~と伝えること、言葉の大切さ。

 

女性としての振る舞いを忘れない事

 

相手への気遣い・・・

 

 

その他沢山の事を

 

最後の最後まで教えてくれた母。。。

 

 

 

何があっても挫けない

 

「なるようにしかならない!!」を合言葉のように言い続け

 

ずっと強く生きてきた母です。

 

 

 

でも、そんな母が最期に私に見せた姿はとんでもなくか弱く・・・

 

同時に今までに経験した事の無いような気持ちを味わい・・・

 

言葉ではうまく言い表せませんが

 

介護をしながら、

 

この経験を無駄にしたくないという

 

使命感のようなものが湧いてきたのです。

 

 

 

私の仕事が介護や痛みの緩和に少しは役立つことも知りました。

 

母が私に身をもって教えてくれたことを無駄にしないようにしていきたい。

 

 

そして、介護などで辛く苦しい思いをしている方の力に

 

少しでもなれたら。。。そう思っております。

 

 

 

今のこの気持ちを忘れないようにしたいと思い書いています。

 

一度では書ききれないので、

 

何度かに分けて書きたいと思います。

 

 

よろしければまた、お付き合い下さいませ。