今回の地震で沿岸住民が注目した津波の高さ。どのように測定しているのか。

 気象庁によると、海面の高さを観測するために古くから用いられているのは、海岸に設置された「検潮所」と呼ばれる施設だ。海水を導いた井戸の上からワイヤで浮きを垂らし、浮きの上下動で海面の高さを測る。

 このほか、超音波を海面に向けて発射し、海面から超音波が反射して戻ってくる時間を利用して海面の高さを測る「津波観測計」と、衛星利用測位システム(GPS)衛星で沖に浮かべたブイの上下動を計測する「GPS波浪計」がある。3種合わせて171カ所の観測結果が津波情報として発表される。

 さらに、検潮所や津波観測計では測れないほど海面が高くなる大津波が発生した場合に備え、それぞれの施設には、水圧で海面の高さを測ることができる水圧センサーを備えた「巨大津波観測計」が併設されている。

 ただ、海は通常でも潮の満ち引きで海面の高さが上下している。潮の満ち引きの影響による海面の高さを差し引き、それより上回った分が「津波の高さ」になる。

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