まあ、当然だよね。
監督が決まっていない状況で親善試合したって選手にメリットはあまりない。
Jリーグが大詰めになってきている状況で、無駄に主力選手を疲れさせたくないというクラブも多いだろう。
監督探しに力をいれるのはいいんだけれど、時間がかかりすぎだし、断られすぎって気がする。
どんな条件を出しているのかはわからないけれど、
「お金じゃなく、日本で監督をしたい」という人材を選ぶとか上から目線でいっていたけれど、
そんなもの好きな監督なんてほとんどいない。
プロは金で評価されるってのがあちらの国での考えだしね。
まあ、広告料目当ての親善試合で、どれくらい質の高いゲームを見せてくれるのか楽しみだわ。
新生日本代表の船出となる9月4日の親善試合、パラグアイ戦(日産ス)に関し、代表選手から不満が続出していることが19日、分かった。新監督がいまだに決まらない状況や、代表チームの強化よりも興行的な要素が先行する国際親善試合に怒りをあらわにする選手が出始めており、今後の状況次第では主力選手が招集を辞退する可能性も浮上してきた。日本サッカー協会の見通しの甘さがW杯で盛り上がったサッカー人気に水を差す事態となった。
新生日本が崩壊危機に立たされた。新監督の招へいが難航し、代表チームのビジョンが明確とならない状況に代表選手からも不満が噴出し始めた。代行監督が指揮する可能性が高まったことについて、南アW杯を戦ったある主力選手は「何のためにやるのか分からないし、ビジョンが見えない」と苦言を呈した。
南アW杯16強で敗れたパラグアイにリベンジをするという、うたい文句にも「まったく位置づけが違うし、次元も違う」と難色を示す。本来、親善試合は代表チームの強化の場だが、監督も決まらず、方向性も見えない状況では興行的な要素ばかりが先行してしまう恐れがある。「正直、行きたくない。招集されてもいろいろと考えて決めたい」と辞退の可能性まで示唆した。共通の思いを持つ代表クラスの選手は、ほかにも出始めている。
小倉純二新会長は原博実・強化担当技術委員長に一任し、8月中旬の契約成立を見込んでいたが、交渉は難航中だ。メンバー発表まで1週間となっても、いまだにメドが立たない状況に、各クラブから問い合わせが協会に殺到している。
現時点では、次期五輪代表監督に白羽の矢が立っている前川崎監督の関塚隆氏や原強化担当技術委員長らがパラグアイ戦、グアテマラ戦(9月7日)で代行監督を務める可能性が浮上している。強化合宿も30日から、選手30人規模で大がかりに行う予定だった。しかし、新監督が決まらない状況で、各クラブから不満が続出。9月1日にはナビスコ杯準々決勝も控えている。代行監督の下で2戦が行われることが決まった場合、合宿は大幅に短縮されることが濃厚だ。
南アW杯の検証や反省も手つかずなまま。このままでは、9月の2試合に対する選手のやる気低下も避けられない。
◆日本代表監督後任人事の混乱
▽7月25日 日本協会、評議員会で犬飼会長の退任が決定。決断力に優れたトップがいなくなったことで、後任人事が長期化するきっかけに。
▽31日 海外で新監督候補者、代理人らと交渉していた原技術委員長が一時帰国。
▽8月2日 小倉新会長が候補者が3人に絞られ、8月中旬には新監督決定となる見込みを明かした。
▽5日 原委員長が欧州へ再出発。しかし、その後、交渉は難航。
▽14日 技術担当役員の大仁副会長は新監督決定が22日以降にずれ込み9月のパラグアイ戦、グアテマラ戦には監督代行を立てる可能性を示唆。
▽16日 日本協会緊急幹部会が行われた。前夜、原委員長と連絡を取った大仁副会長が「遅れて申し訳ない、という話だった。(決定が)ここまで延びるとは予想外だった」と“謝罪”した。
▽17日 後任人事の先が見えない中、大仁副会長が夏休みに突入。Jリーグ大東チェアマンは「代表監督を一日でも早く決めてほしい」と要望。
▽18日 小倉会長が、新監督の初陣は10月にずれ込む可能性があることを明かした。
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