サッカーは番狂わせが起こりやすいスポーツとよく言われる。

とはいっても、ここ何試合も負けが無く、コンフェデレーションズカップでも優勝を収めたスペインは
初戦も見事な勝利を収めてくれるに違いない。
誰もがそう思っていたであろう。

ところが、競り合いでこぼれたボールがスペインゴール前に転がると、
あれよあれよという間にゴールへボールが吸い込まれてしまった。
クリアボールが、思いがけない方向へ転がったことによって生まれた得点。
こんな偶然はそうなんども起こるものではない。
それでも、これがサッカー。

ボールポゼッションは圧倒的にスペインが支配し、シュートも20本以上撃ちまくった。
しかし、失点してからのスペインは明らかに焦って動揺していた。
しばらく負けたことがないということが逆にプレッシャーとしてのしかかる。

その結果、右サイドのヘススナバスから崩すというワンパターンな攻めに終始してしまい、
肝心なところで仕事をさせないスイスのディフェンスに屈してしまった。

右サイドでヘススナバスがボール持ったときに中で動き出す動きがかぶってしまったり、
フォローもなく個人技だよりになってしまったことが残念でならない。
工夫や連携がまったくなかった。
焦りが産んだスペインのミスだね。

でも、負けたことによって改めて気づいたことも多いはず。
スペインの巻き返しに期待。