まあ、そんなにあまくはないだろうけれども、カメルーンが微妙なのは確かだろうね。

個人に頼るぶん、パフォーマンスにあらがありすぎるし。

でもまぁ、予選突破は難しいだろうけれど、、、






アフリカ選手権第4日(13日、アンゴラ・ルバンゴ)1次リーグD組の2試合を行い、南アフリカW杯 1次リーグ初戦で日本と対戦するカメルーンがガボンに0-1で敗れ、黒星スタートとなった。DFリゴベール・ソング(33)=トラブゾンスポル=がスピードの衰えを露呈し、前半17分に失点すると、取り返せずに終了。岡田ジャパンにつけいるスキを与えた形だ。ザンビアとチュニジア は1-1で引き分けた。

日本のライバルが、致命的な弱点を露呈した。W杯 初戦の6月14日に日本と対戦するカメルーンが、センターバックのスピード不足から失点。アフリカ最上位のFIFAランク11位、この大会優勝4度の実力を発揮することなく、同48位のガボンに0-1で敗れた。

 「ショック。何が起きたのか分からない」。フランス 人のルグエン監督は、W杯 予選でも2戦2勝した格下相手の敗戦に呆然(ぼうぜん)だ。

 前半7分にMFエマナ(ベティス)のシュートが左ポストをたたくなど序盤は圧倒的に攻め込んだ。しかし同17分に早くも失点。右サイドからの高速クロス を受けた相手FWメイエ(アンカラグク)にDFヌクル(モナコ)が2タッチで簡単に抜かれ、GKとの1対1をFWクザン(ハル )に左隅へ流し込まれた。

 失点場面ではR・ソングがクロス に1度引き出され、クザンの速さについていけなかった。同国史上最多の代表通算130試合出場を誇る33歳のベテランだが、最近は衰えが明らか。史上初のW杯 2大会連続(94、98年大会)での退場処分などもともと荒さもあり、19歳のヌクルとの連係不足も目立った。14日付の仏紙レキップも、「カメルーンは拙攻が目立った。ソングはスピードの衰えが顕著」と、R・ソングこそ最大の“穴”であることをズバリ指摘した。

 W杯 出場経験のないガボンによる番狂わせは、FIFA ランクでほぼ同等(43位)の日本にとっても手本になる。サイドからの早いクロスと少ないタッチ数のパス回し。この日本の持ち味を追求することこそ、R・ソングら守備陣を翻弄(ほんろう)する最大の手立てというわけ。トーゴ 代表の銃撃事件を受けて分析スタッフの派遣を中止した日本代表だが、早急に映像を入手し対策を練ることが必要になる。

 「大した問題じゃないよ。試合は支配したが得点に結びつかなかった。それだけだ」。強がる主将のFWエトーだが、表情は露呈した弱点への焦りと落胆に満ちた。目標のW杯 4強へ、『不屈のライオン』を屈服させることは夢物語ではない。


 ★W杯 出場国が不調

 今回のアフリカ選手権では南アW杯 出場国が軒並み不調。カメルーンのほか、アルジェリアはマラウィに0-3、ナイジェリアがエジプト に1-3の黒星スタート。優勝候補のコートジボワールも、初戦でブルキナファソに0-0で引き分け、出場を辞退したトーゴ との初戦を予定していたガーナ 以外は、いずれも勝ち点3を逃した。個人技による爆発力がある半面、集中力、組織力にもろさを併せ持つアフリカ勢の特色が鮮明に出ているといえそうだ。

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