ほんとひどいね、ご冥福をお祈りしますとしか言いようがない。


俺もグアムで射撃を経験したことあったけれど、射撃スペースは確かに密室。


ただ、路面店だったし、入口から射撃スペースまでは短いルートだったので、


もし火災があったとしてもすぐに逃げだせたと思う。


今回の韓国の射撃場は「消防法上、射撃場にも一般の建物と同じ基準を適用。」とのことだけれど、


配慮が足りなかったんじゃないかね。


スプリンクラーも作動しなかったみたいだし。


まだまだ、海外は安全基準が低いから君子危うきに近寄るべからずだね。




釜山射撃場 密閉空間 現場にガスバーナー


韓国 ・釜山(プサン)市の「ガナダラ実弾射撃場」で14日起きた火災で、釜山市の消防本部は15日、10人の遺体のうち8人が日本人と判断されると発表した。負傷者は6人。損傷の激しい遺体はDNA鑑定 で身元を確定する。防音や安全目的の密閉構造が被害を広げたとの見方が強まっているが、出火原因は「まったくの謎」(消防当局)という。1週間前に安全点検をしたばかりだったといい、警察当局は管理に問題がなかったか、火災原因の本格解明に乗り出した。

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記事本文の続き 現場は、5階建てビルの2階。釜山市の中部消防署によると、射撃スペースは実弾が外部に飛び出さないように鉄板 で囲まれていた。休憩室にも階段につながる出入り口を除いては、窓が一つあるだけ。窓には蛇腹式の防犯用格子が取り付けてあった。この密閉性の高い状態により、煙の抜けも悪く、被害を拡大させたとの見方が強い。消防当局者は「2階だから高さは3メートル程度。窓から飛び降りれば助かったはず」と語るが、一命を取り留めた6人は出入り口から階段を駆け降り脱出した。

 火災当時、黒い煙が急速に広がったとの目撃情報もある。射撃場は広さ約227平方メートルで、犠牲者10人のうち7人は窓側に近い休憩室の奥で見つかった。火元は、休憩室に置かれたソファとみられており、ソファなどから発生した有毒ガスと火の手に阻まれ、逃げ場を失った可能性が高い。目撃者らによると、ポンという爆発音の後、黒煙が上がった。現場には、ブタンが入ったとみられるガスバーナーがあったという。

 ■安全管理も徹底調査

 警察当局などは15日午前から現場検証を実施。射撃場に監視カメラが設置されていたことが判明した。入店の様子などが撮影されていたが、火災発生時の模様は記録されていなかった。

 韓国では消防法上、射撃場にも一般の建物と同じ基準を適用。今月6日の点検時は特に問題はなかったという。釜山入りした姜煕洛警察庁長官は「安全点検がおろそかでなかったかどうかについても徹底調査する」と語った。

 今回の火災で、聯合ニュースは「日本の観光客、実弾射撃への好奇心で犠牲」と配信したが、韓国では2003年に大邱(テグ)市の地下鉄が放火され、190人以上が死亡するなど過去に多くの犠牲者を出す大型火災が相次ぎ、防火対策の遅れが問題となってきた。今回もスプリンクラーが設置されていたものの作動しなかったとみられる。

 韓国の鄭雲燦(チョンウンチャン)首相は日本人観光客の遺体が安置されている病院で家族を見舞い、原因の徹底究明と再発防止を約束した。韓国 政府は年間250万人に上る日本人観光客を今後倍増させたい考えだが、人気観光スポットでの惨事は、今後の観光政策にも影響を及ぼしかねないと、神経質になっている。

 ■身元確認難航 父「残念としか…」

 火災現場で見つかった10遺体が安置されている釜山郊外の大学病院で15日午後、日本から来た家族らが立ち会い、1遺体ずつ身元を調べるつらい作業が進められた。

 荒木英輝さん(36)=長崎県雲仙市=の父英忠さんは安置室での確認作業後、涙ぐみながら待機場所に戻った。「残念です。それ以外に言いようがない」。遺体はみな損傷がひどく、誰かは確認できなかったという。家族はDNA鑑定 による身元確認のため、日ごろ使っていたくしや歯ブラシを警察に持参。「結果が出るまでには40時間ほどかかる」と説明を受けたたという。

 重傷と伝えられた長崎県雲仙市の3人の家族は、釜山市内の別の病院で医師から容体の説明を受けた後、病室で対面した。付き添った現地旅行会社の関係者によると、3人のうち集中治療室(ICU)で手当てを受けている島田明さん(37)は会話ができないほど症状が重く、呼び掛けには、うなずくようなしぐさをしたという。


http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/korea/324808/ より引用