あんな凄い演奏をする その指から
腕
肩
ひとつひとつ 私より 随分大きい・・
唇にあたる感触が 凄く柔らかかった
何かが 悔しかったのか
哀しかったのか
よく解らないけど
時々 噛み付いた
優しくっていうより
弱々しく・・
先生の声が漏れた
その声を聞いて ちょっとだけ我に返って
また罪悪感で どうしようもなくて
でも もう止められないと思って
そのまま まわらない指で ボタンを外していった
ふわふわ
そこからは もう 何だかよく分からなかった
何かを感じたのか
「・・・ごめん もういい・・」
って言われたから
顔を近づけて
「嫌? ・・やめて欲しい?」
って聞いたら
首を振って
「いや・・じゃない」
って
何か 苦しかった
ふわふわ
先生のカラダは ふわふわしてた
・・下着に手をかけた時
先生が両手で 私の顔を包んで
「ごめんごめん・・
もういい・・
ごめんごめん・・」
そう言われて
・・やっと 自分が止まった。
・・・止まって
そのまま
動けなくなった
そのまま 歯を食いしばったけど
動けないまま
涙だけが 溢れて来て
ポタポタ
先生のお腹に落ちた
「ごめんごめん・・
・・ごめんごめん」
そればかり繰り返す先生
動けないまま 声を殺して 泣く私
白くて 小さな 先生のボタンを
ゆっくり閉めなおした
