昔のフォルクスワーゲン
中央高速道路で、東京から山梨に向かう途中に、
談合坂サービスエリアがあります。
8月にリニューアルし、きれいなサービスエリアです。
この間、ここの駐車場で、とても雰囲気のある、かっこいい車を見ました。
フォルクスワーゲンのカルマンギアという車で、
多分1955年から1975年位に生産されたものだと思います。
ワーゲンはドイツのメーカーですが、このカルマンギアは、
イタリアのギア社というカロッツェリアと、ドイツのカルマン社との合作で作られた
例外的な車です。
サービスエリアで見かけたカルマンギアは、
さすがに経年の使用感はありましたが、
きちんと手入れが行き届いていて、
水色のボディーの発色が、その日の雨模様の天気の中、
そこだけ明るく華やいで見せ、きれいでした。
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笑う子犬
二人のゴールデンレトリーバーの子犬に会った。
砂利道の路傍で、二匹で遊んでいた。
道の前には大きな門があり、奥まったところにウダツが上がった大きな家が見える。
家の前の大きな庭で、女の子が3人、縄跳びをしている。
子供たちが、たまにこの子犬たちに視線を送っているところをみると、
おそらく、この家の子犬たちだろう。
子犬たちは、少し向こうで、短いロープのようなオモチャを引っ張りあっている。
ロープをうばっては、逃げて、片っぽの子犬はこれを追いかけて、また奪う。
取ったり取られたり・・・
こんな遊びを、ずっと繰り返していた。
その内、一匹の子犬が、顔を上げて、フッとこちらを見た。
そうかと思うと、ぶんぶんロープを振り回しているもう一匹の子犬を振り返り見、
次の瞬間、そのロープに飛びつき、強烈に取り上げ、
猛スピードでこちらに向かって走ってきた。
そうして、私の前で止まり、くわえたロープをポトリとはずすと、
こちらを見上げ、
子犬なのに、大人のような顔をして、笑った。
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ピカソのランプ
『ピカソとランプ』という写真集を見ました。
ピカソは「ランプ」というダックスフンドを愛して、そのことがよく分かる写真集でした。
もともと、アリゲーターという種類のワニを飼いたかったらしいのですが、
周囲の猛反対もあり、ワニに一番似ている犬種、ダックスフンドを譲ってもらったとのこと。
ランプを皿に描く様子や、制作途中の絵画の前でランプと遊ぶ子供などが、
とてもチャーミングに配置されており、犬との自然なふれ合いを見た、
心温まる写真集でした。
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物乞いの犬
今日は、仕事で栃木へ行ってきました。
ちょっと前までは、東京でも、物乞いの姿をよく見かけたのだけれど、
ここのところ、全く見なくなりました。
不景気とはいいつつ、経済状況は昔に比べ、格段によくなってきました。
そんな昨今ですが、
本日仕事先で、久しぶりにルンペンさんを見かけました。
目を引かれたのは、
さながら時代をさかのぼったようなルンペン姿もさることながら、
その横に、寄り添うように同じ恰好で身を伏せていた犬の姿にです。
雑種犬のようでしたが、大型犬の部類に入るような大きさでした。
やつれた様子もなく、毛吹きも良く、病んでいる風でもありませんでした。
横のご主人と同じ恰好で伏せ、前足の間に大きめの紙コップを置き、
少なからず通りを往来する人々に、静かに物乞い体勢をとっていました。
とても、複雑な心境でした。
(犬にまで、こんなことをさせて。)
と、責める気持ちがわき上がる一方で、
不謹慎かも知れないが、一目、感動しました。
犬って、こうなんだな、と。
夜が更けたら、この二人は連れだって家路を向かうのだろうか。
二人で、夕げを分け合って食べるのだろうか。
一緒に寄り添って、休むのだろうか。
ルンペン氏は、この犬によって、より情けに訴えているのだろうし、
犬も、完全協力体勢でいます。
法律や条令、動物愛護の点などからも、問題は多々あろうが、
恵まれた家庭で飼われている犬たちと比べて、
この犬は、決して不幸せではない、と感じました。
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フラットコーテッドレトリーバーという犬
フラットコーテッドレトリーバーという犬がいます。
今はまだ、残暑の季節ですが、雪がとても似合う元気なレトリーバー。
被毛は艶やかな漆黒で、ちょうど、ゴールデンと、ラブラドールの
間くらいの長さです。
いつまでも無邪気な犬です。
他のレトリーバーと違い、老犬になっても無邪気さが残り、
子供達の恰好の遊び相手。
真っ黒な被毛にまぎれて、
遠くからだと、瞳の判別ができず、
表情が読み取りにくい場面もありますが、
その瞳は、つぶらで、人懐っこく、よく動き、
表情も豊かです。
大好きな犬です。
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ゴールデンレトリーバーのこと
ゴールデンレトリーバーをご存知ですよね。
体は大きく、力もとても強いのですが、
おっとりとした、気持ちの優しい、人が大好きな犬です。
大体、いつも、ポケ~ッとしています。
遊ぶことが大好きです。
ボールなんか投げてやると、日がな一日、
「もう終わり!」
と言うまでやめません。
取ってきては、投げてとせがみ、
金色の被毛をひるがえしながら、
飽きることを知りません。
こないだ、
知り合いのゴールデンレトリーバーの男の子が
亡くなりました。
膵臓がんで10歳でした。
ゴールデンレトリーバーは、
小型犬より、いく分、短命なようです。
癌で亡くなることも、多いようです。
どこに行くにも、その人と一緒でした。
家にいるときも、
洗濯物を庭で干すとき、
ご飯を作るとき、
うたた寝をするとき、
いつも足もとにいて、そっと触るようについていました。
ゴールデンレトリーバーは、毛抜けが多く、
おかげでいつも、その人の衣服のどこかに、
金色の毛がついていました。
その日、
その人の膝に顔を乗せ、上目遣いに顔を見上げ、
最期に、大きく息をつき、ゆっくりと目を閉じました。
少し、口元を笑ったようにあけたまま、逝ったそうです。
膝に乗せた頭が、次第に重くなり、
それでも、いつまでも暖かく、
両手で抱きしめて、そのまましばらくじっとしていました。
お昼過ぎのことでした。
しばらくたって、公園でその人と会ったとき、
ゴールデンレトリーバーを散歩している家族が
少し向こうを通りかかりました。
まぶしそうに、その様子を目で追うその人の襟元に、
金色の被毛が光っているのを見ました。
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