アパート内のトイレ、お風呂場は日本のアパートによくある

ユニットバスと同じようなもの。

1人しか入れない大きさのスペースに便器と浴槽があります。

浴槽とシャワーは一体になっており、シャワーヘッドは固定式。


片足しかなかったら、立ってシャワーを浴びることは出来ないなあ。

浴槽内に椅子を入れるしかない。シャワーヘッドも固定式だから、

思うようにシャワーも浴びれないだろうなあ。

シャワーホースが付いたシャワーヘッドを探さないと・・・

便器も少し低いので、高くした方が楽だとうなあ・・・

などなど考えることはいっぱいある。


こんな考えを彼に話し、たまたま病院関係者に話ししたところ

「そういうものは全部揃えるよ」と一言。

注文して1週間ぐらいで届くとのこと。

ここまでやってくれるの??

代金の心配をしていたら、すべて無料。


実際に病院側が手配してくれたものが届いた時、驚きました。

ホースの付いたシャワーヘッド、便器の高さを調整出来る

手すり付きの便座、浴槽内に置ける椅子が届きました。

便座と椅子を彼に合う高さに調整し、実際に置いてみました。

パーフェクト!!

便座へ腰掛ること、立ち上がることが楽になり、

シャワーも座って、シャワーホース付きのシャワーで

自在にシャワーを浴びることも出来る。

しかも、椅子には延長台が付いているので、

横滑りし、足を浴槽の外に出せば着替えなども出来る。


これで不安も解消!

これまで世話をしてくれる病院はすごい。

戦争経験者への待遇はすごい。

これがなかったら、どうなっていた事やら・・・

本当に感謝です。

退院が金曜日(4月2日)に決定。

思っていたより早い。


早速、アパート内の改善を検討。


両足があった頃、寝室のベッドが低く、立ち上がるのに

苦労はしていた。

25㎝程の厚さがあるマットレスを2個重ねているだけのベッド。

私も起き上がるのに苦労することもある。

これを何とか高くしなければならない。


インターネットでベッドフレーム(マットレスの下に置ける骨組み)を

見つけました。

この骨組みに足が付いていて、マットレスの下に置くだけで、

更に25㎝高さを上げる事が出来る!


早速注文し、2日後に到着。

組み立ても簡単!


すっばらしい!!


たったの25㎝でも、こんなに違いを感じることが出来るなんて・・・

座りやすくもなったし、立ち上がりやすくもなった。

後は本人が帰ってきて、試してもらうだけ。



次はトイレ編です。

3月29日で入院生活1週間。


切断部分の回復は順調。

出血、変色、腫れはなし。


病院では片足で歩くリハビリを開始。

四足の歩行器を使って、左足1本でケンケン歩き。

全体重が左足にかかり、本人も最初は思うように歩けなかったが

少しずつ歩行距離を伸ばしている。


「右足のつま先をまだ感じる」とPHANTOM PAINはまだあるみたい。

看護婦に聞いても、これだけは一生続くかも知れないとのこと。



退院はもしかしたら今週中かもしれない。


退院は嬉しいけど、アパートで不自由なく生活出来るのか??

段差の解消、歩行の障害になるようなものは排除など・・・

彼と同じ目線でアパート内を見ないといけないですね。


早速、帰宅後実施します。


3月26日。

入院生活4日目。


手術後は集中治療室で一晩安静にしていたが、

経過も良いらしく、通常の病棟に戻ることになりました。


仕事を追え、病院へお見舞いに行きました。

本人は少し疲れた様子。

右足がないことに実感が沸かない。

「右足首をまだ感じる」「右足の裏がかゆい」などと

笑いながら話していたけど、PHANTOM PAIN は感じる。


仕方ないよね。

55年もの間、両足で不自由なく生活していたのに

片足を失い足の感覚はまだまだ覚えている。

その感覚がなくなるまではしばらく時間がかかるらしい。


4時間に一度の痛み止めを もらいながら、1日をただ寝て過ごすだけ。


糖尿病に合った病院食はまだ飽きていないらしい。

今日の夕食はローストビーフと温野菜。

でも、薬の影響で食欲はあまりない。

食べられても半分。


私が病院に着く頃は就寝前のおやつの時間。

今日は牛乳とグラムクラッカーが配られました。

おやつは見事に間食。

本人も満足のご様子。


これからは右足の傷口がきれいに完治することと

残っている左足が同じようなことにならないようにケアする必要がある。


回復に向けて少しずつリハビリを開始するしかない。

本人が一番辛いだろうけど、頑張ってもらうしかないね。


3月25日、入院生活3日目。

衝撃の日。


朝一番、先生が足の状態を説明しに来た。

小指まで血液が届かなくなり、壊死状態。

小指の付け根付近で血液が止まってしまい、

そこから炎症を起し、その炎症が足首まで到達しているらしい。


更に1日、点滴投与で経過を見ることも出来るが

炎症が進み、心臓まで達してしまう恐れもあるとのこと。

足を救うには切断しかない。

足首まで炎症が進んでいる為、すべてを取り除くには足首の上から

切断するしかない。

話を聞いた彼は即決心。

「切ってくれ」


その2時間後には手術室に運ばれました。


私が事実を知ったのが仕事後に電話したとき。

手術後3時間ぐらい経過してた。


病院へ駆けつけました。

病室のベッドで寝ていた彼は疲れきった表情。

悔しさいっぱいで涙が止まりませんでした。


早く休んでもらうため、病院を早めに離れました。

でも、私には衝撃が大きく、すぐには車に乗って運転など出来なかった。


病院の駐車場で気持ちを落ちつかせようとベンチに座った途端、

涙が止まりませんでした。

どうして、こんなことが起きたのだろう。

何で、彼がこんな目にあわないといけないのだろう。

答えのない質問ばかり。


でも、これは現実。

向き合わないといけなし、逃げるわけにも行かない。

悲しい涙はもう彼の前では見せないことを決め、帰路につきました。


彼が一番、悔しいだろうし、不安だろう。

私がメソメソしてられないよね。