彼女との出会いは7年前。私が中学に入学した頃でした。

幼い頃から野球が好きだった私は迷うことなくソフトボール部へ入部したのですが、そこにいた当時中学2年生の彼女に出会います。

彼女は2年生ながらレギュラーとして3年生の中で試合に出続け、打っても守っても完璧。私にとって憧れの存在でした。

正直、何をきっかけで好きになったのかは覚えていませんが、とても印象的だった出来事があります。

私が中学2年になり、3年生になった彼女と共にレギュラーとして試合に出るようになった頃、ある試合で私が他の選手と交錯をし、倒れてしまったことがありました。結果的には重度の捻挫で済んだのですが、あまりの衝撃で一瞬意識が飛んでしまったようで、ぶつかった瞬間のことは私はよく覚えていませんが、彼女に「心配した」ということを伝えられたのは覚えています。そこで「あぁ。やっぱりこの人が好きだなぁ」と思いました。

気がついたら好きになっていて、部活中だけではなく、掃除中や移動教室のときでも彼女を探すようになっていました。これが私の初恋です。




そして中学2年の夏、3年生だった彼女は部活を引退し、彼女がいない中での部活が始まります。

正直初めは地獄でした。今まで当たり前に一緒にいることができたのにそれがなくなり、いっぱいちょっかいをかけられたりいじられたりしていたのもなくなり、すごく寂しくなってしまいました。

部活で会えなくなったことをきっかけに、私はオフの日は必ず校門で彼女を待つようになりました。今思い返せばバレバレだったと思いますが、友人と話してるフリをして偶然を装い、一緒に帰っていました(笑)

10月頃になると日が落ちるのが早くなり、私の部活が終わる時間も早くなったので、私の部活がある日も彼女が校門で待っていてくれるようになりました。

私はそれが嬉しくて嬉しくて、少し調子に乗り始めます(笑)




そして11月、あるLINEでのやりとりがきっかけでした。

会話の途中で「なんか先輩のその言い方、私の彼女になったみたいですね笑」とぶち込んでみました。

すると「じゃあ○○(私)は今日から私の彼氏だね」って返事が来たんです。

え、、、、、??今なんて、、、?????

LINEでのやりとりだった為、彼女が本気で言っているのか冗談で言っているのかわからず、、、

当時は本当に付き合ったのか確信が持てていませんでした。




4日後、下校するために下駄箱から靴を出した右手に違和感を覚えました。靴の中に紙切れが1枚入っていたのです。それは彼女からの手紙?メモ?でした。


「4日きねんびです。好きです。大好きです。ばいばい。」


千切られたルーズリーフにこう書かれていました。

可愛すぎるだろ。私の彼女は。

あのLINEは本気だったんだとわかり、嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。ちなみにこの紙切れは未だに手元に残してあります(笑)