この人の正体は。 | 春麗 CHUN LI MANIACS

この人の正体は。

春麗MANIACS
こんにちは。管理人春姫です。
今日は予告とおり。春姫的にはブログ史上最大のネタバレ話をします。
て言っても、このお話をぜったいに読んでいただきたいその人以外には「え?だからなに?」ていう程度のネタバレなので(ていうか、どのへんがネタバレなのかは判らないと思うので)

気軽に読んでください。

マイボス
このブログに何回も登場している人の一人に「ノクさん」という方がいます。
わたしと、わたしの大好きな人が出会うきっかけをつくってくれた人。
人生の大先輩でもあります。最近もちょくちょく、ブログに登場する「お頭さま」とはご夫婦です。

わたしに、今のお仕事の基本の基本を教えてくれた人だけれど、最近「解離性記憶障害」っていう症状に悩んで、それまでされていたお仕事のほとんどを断って療養されています。


っていうところまでは、ブログに書いていました。
あと、ノクさん自身が、記憶障害からくる対人ストレスがハンパないから誰にも会いたくないし、もう過去の人間関係全部と距離を置きたい。て言ってて

そういう時に「そんなコトいわないで!」て応援するのは、マイナス効果しか出さないって知っているから、わたしは(奥様のお頭さまとは連絡とっていたけれど)ノクさんとは完全に距離おいていました。

で、最近。わたしの大好きな人が教えてくれました。
「ノクさん、術後の経過が順調なので退院したって。それとは別口で、声も元にもどったって」


おいおい

・・・って、退院?なにそれ?退院したってことは、入院したってコトですよね?
入院してないのに、退院は出来ないものね?
いつ、なぜに、入院したの?わたし、何も聞いてないんですけど?

キミからも!お頭さまからも!バルちゃんからも!!
ハブっすか?わたしハブられてました?あ、そうですか!!!


「俺だって見舞いにも行かなかったよ。誰にも会いたくないって本人が言ってたんだから」

で、詳しく聞いたら消化器系の内臓疾患。痛いの無視してお仕事してたら、ぶっち倒れて。
結局その臓器摘出になったそうです。病名ききました。

おっ・・・おっさんくせー!!ていう病名でした。
後遺症もないし、もう元気というので、心配とか気遣いはもう

いらないみたいですから!!言いますが!!
なんなんだよ、あのど中年っ!!・・・って、思いました。


お腹の病気のコトは、不運だったのかもしれないし、年齢なのかもしれないし、生活習慣なのかもしれないし

どっちにしろ、お医者さまにしか対処できないモノだと思うので静観しますが。
「記憶障害の二次障害として発症していた、声が裏返ってどもって会話にならないっていうのが、元にもどった」っていうのは。
これは絶対。わたしの大好きな人の影響あるよ。と確信したので。

なにより、入院のコト内緒にされて腹たったので、こっちもずっとナイショにしておこうと思ってたネタバレひとつさらします。

ノクさん、声が元に戻ったっていうことは。
本人が社会復帰する努力を再開させることに本心から納得した。っていうコトだと思います。

その再開を決意させた絶対条件として。
ノクさんには、尊厳欲求と自己実現欲求が復活したんだって、わたしは思いました。

あ、マズローの欲求5段階説です。人の欲求は、ピラミッド型に五段階に分類できる。上に行くほど高い精神性が要求される。っていう説。

最初に、サルでもヤギでも持っているのが生理的欲求。生存の3大欲求とも呼ばれます。
次に、流されて生きている人が、手に入れて歩みを止めてしまうのが安全欲求。
次に、人と会うのが怖いって感じている人が振り回されるのが、帰属欲求。

その上で、自分の人生を大切にしたいって願いはじめるのが尊厳欲求。
自分の人生を賭して歩み出したいって願うのが、自己実現欲求。


定義は、わたしの言葉なのでざっくりですが、まあ、たぶんハズれてはいないです。
ここ何年かでノクさんは。自己実現欲求と尊厳欲求。そして途中から帰属欲求まで手離したんだと思います。

誰にも会いたくないとか、周りの人を拒むのは、
そっちに何も望んでないから、こっちに何も期待しないで。って周囲を拒むのは、

欲求の放棄だと思う。それも、どんどん自分が追い詰められていくタイプの放棄。
これは、わたしの勝手な想像。


そして「欲しくない」って手離した欲求を「やっぱり欲しい」ってもう一度願うのは
厳しい見方かもしれないけれど

本人の責任感とか、意思の強さじゃなくて
一度知ってしまった、かけがえのない時間への回帰欲求の、勝利。だと思う。


ノクさんが、もう一度そんな気持ちになったのはなぜ?イヒヒヒ
わたしの大好きな人が「え?書くの?」って言ってたけれど

今、書かなかったら一生書かないと思うから書きます。
わたしの大好きな人が、12年前から祈る様に書き換え続けたあるサイトが。
ノクさんの怖がりな気持ちを支えきって、回帰欲求を燃え上がらせたんだって思うのです。
これは、確信。


わたしや、わたしの大好きな人のように、黎明期の頃からネットに関わりのあった人は。
それぞれ自分のハンドルネーム(っていう言い方も、もう誰も使わなくなってきましたよねー)に特別な思いを込めていると思います。

わたし春姫の、ホントの(最初の)HNは「小紅姫」。
特に由来はないけれど、今でもこのHNは、わたしにとって特別です。

ノクさん。知ってるよー。HNの由来は、ノクターン。夜想曲の事です。
今宵また、君を想って過ごす男が、ここにいるよ。っていうメッセージです。これは
ナンパ目的じゃないです。パニック障害や鬱に悩んでいる人たちの声を、肯定しつづけて、一緒に悩みつづけた頃のノクさんの、基本姿勢です。

そして、わたしの大好きで大好きで大好きな人。
わたしの大好きな人

いつもイメージ画像としてコミックス「蟲師」の主人公、ギンコを使っていますが
わたしの大好きな人本人は、べつに白髪でも片目でもありません。

ギンコ。原作の中でそういう記述はないけれど、わたしは主人公・ギンコのスペルは「ginkgo」じゃないかなーって思います。

そしてわたしの大好きな人のホントのHNは、「公孫樹」。
「祖父(公)が種を植えて、実がなるのは孫の代」って言われているほど結実に時間がかかる、ある樹の名前です。

その樹の英語名が「ginkgo」。読みは「ギンコ」です。日本原産で、ずっとずっと大昔、初めて海外に紹介されたときに本来の呼び名のスペルが1文字間違って伝わってしまったっていうエピソードもある樹です。

ちなみに間違って伝えても「伝えた人が命名者」っていう既得権かざして誰も訂正しないのが学会クオリティ。ほんとは「ginkyo」。こう書くと、どの樹のコトかすぐ判ると思います。

結実する事だけを信じて立ち続ける樹です。
今日、花をつけたよー。
サイトも更新したよー。
なんて一言も言いません。

見に来てー。なんて絶対言いません。

ただ、夏には木陰をつくって。秋には黄金色の葉を降らせて。冬の夜には白金の葉を雪みたいに静かに舞い散らせて。
結実の日に備え続ける人。

私が結婚した人です。
そして、わたしをとても幸せにし続けてくれている人です。

みんなが「きっと坊や」って呼ぶから、今まで一度も書かなかったけれど。
わたしを守ってくれる人のホントの名前は、「公孫樹」。
だから使う画像は「ギンコ」なのです。

だからなんなんだよ。という方がほぼ全員だと思いますので、まとめ。

2年前に初めて、わたしの大好きな人をご紹介してからずっと、イメージ画像ギンコにしてたのは、キャラの雰囲気が似てるから。ていうのもあるけれど

わたしの大好きな大好きな大好きで大好きな愛する夫は。
冬の夜、月灯りの下で静かに白金の葉を降らす樹をHNに持つひと。
公孫樹さんでした。っていう、まあこれは身内話。

そして12年っていう長い長い年月、ずっとノクさんを見守ってあげて
へし折れたノクさんを祈りだけでこっち側に引き戻した、スゴい人なんだぜ。っていう
自慢話でした。

まあ、ホントのところはノクさんに聞かなきゃわからないけど。
そんなホントを知っても意味ないから訊かないのも、わたしクオリティ。
恩は売った者勝ち。恋愛は惚れた者勝ち。想いは積んだ者勝ちがわたしクオリティです。
性格としては、かなりヤバ系ですが、自覚があるうちは大丈夫。



以上、まとめた上でも、この話を知って欲しかった人以外には
なんじゃ、そりゃ?っていうお話でしたので、もうひとつ。



わたしの友人。エイダちゃんが遊びに来てくれました。
引越し祝いも持ってきてくれたけれど。わたしたちの家をみて

「うわ、ホントに買ったんだ、自家用ラブホ」
自家用ラブホ言うな。

引っ越し祝い、エイダちゃんと一緒に開封しました。
シャンパン2本。スパークリングワインじゃなくて、エイダちゃんが好きな銘柄のシャンパンもらいました。
「栓が天井にめり込んで穴が開く様に呪いかけといた」っていうありがたい気持ち付きでした。

「あと、これな。じつはコッチが本命」っていって、小さい箱もくれました。
あけました。

化粧水じゃない方のローションでした。
「自家用ラブホ、グランドオープンマジおめって感じで」



「ありがとー。わたしの大好きな人帰ってくるまで待ってて喜ぶとこみる?」

エイダちゃん、「いや、実はダンナさんの顔みるたびに、この人が週6大丈夫っちーなのかって思うとなんか恥ずかしくて顔みれない」って言って

晩御飯前に帰っていきました。愛人上等気質なのにピンポイントで乙女なとこあるエイダちゃんは、わたしの親友です。

おしまい。