「家族承諾」の脳死判定、法改正後6例目
日本臓器移植ネットワークは4日、頭部外傷で東北地方の病院に入院していた成人男性が、改正臓器移植法に基づき、脳死と判定されたと発表した。
本人は臓器提供の意思を表示していなかったが、家族が相談して承諾したという。家族の承諾による脳死判定は7月の改正法全面施行後6例目。
心臓、二つの肺、肝臓、膵臓(すいぞう)、二つの腎臓、小腸が、東京女子医大病院など7施設で、それぞれ別の患者に移植される見通し。
1人の提供者から眼球を除く臓器が同時に8人の患者に移植されるのは国内初のケースとなる。
1997年の臓器移植法施行から脳死判定は94例目、臓器提供が行われると93例目。
同ネットによると、男性の家族は「本人は意味のある人生を送りたいとよく言っていたので『どなたかのお役に立った』と思っているはず。本人がどこかで生きていると思えることは、私たちの心の支えになる」と話しているという。
(2010年9月4日11時18分 読売新聞)
日本臓器移植ネットワークは4日、頭部外傷で東北地方の病院に入院していた成人男性が、改正臓器移植法に基づき、脳死と判定されたと発表した。
本人は臓器提供の意思を表示していなかったが、家族が相談して承諾したという。家族の承諾による脳死判定は7月の改正法全面施行後6例目。
心臓、二つの肺、肝臓、膵臓(すいぞう)、二つの腎臓、小腸が、東京女子医大病院など7施設で、それぞれ別の患者に移植される見通し。
1人の提供者から眼球を除く臓器が同時に8人の患者に移植されるのは国内初のケースとなる。
1997年の臓器移植法施行から脳死判定は94例目、臓器提供が行われると93例目。
同ネットによると、男性の家族は「本人は意味のある人生を送りたいとよく言っていたので『どなたかのお役に立った』と思っているはず。本人がどこかで生きていると思えることは、私たちの心の支えになる」と話しているという。
(2010年9月4日11時18分 読売新聞)