特発性拡張型(うっ血型)心筋症
発症から約10年。
この長い闘病生活で
学んだことは…
『先のことは
不安に思っても仕方ない』
ということ。
先のことは
誰にも分からないから…。
VAD患者は、
いつトラブルが起きるか
分からない状態で、
毎日生活しています。
いつ、
どこから出血するのか…
体内に血栓ができていないのか…
VADポンプ内にできた血栓が
脳に飛べば脳血栓になるし、
どこに血栓ができるかは
分かりません。
VADポンプ内の血栓の状態は
その日の受け持ちナースが
朝・昼・晩、しっかりと
チェックしてくれています。
そして、
その血栓ができるのを
予防する目的でVAD患者は
ワーファリン(抗凝固剤)という
血液を固まりにくくする薬を
内服しています。
内服量は毎回の採血で、
血液データー(INR)を確認しながら決められます。
因みにヤギケンの場合は
INR3.5~4.0 を維持しています。
ワーファリンの内服量は
7mg前後。
鼻血が出たら
なかなか止まりません。
( ̄□ ̄;)!!
その他、毎日が
感染症や合併症との戦いです。
ヤギケンは今、現在の状況で
最善だと思われる治療
をして頂いています。
ここまで来るまでに
色々とありましたが、
先のことを
不安に思うより、
『良いことも
悪いことも起きる』
どちらが起きても想定内。
良いことが起きれば
ラッキーだし、
悪いことが起きたら、
こっちが来たか~
と、またそこから
良いこと悪いことを想定して行く…。
最悪は『死』だって有り得る。
だから今のヤギケンは
何が起きても
今の自分にできることを
楽しんでやり続けるしかない。
そんな考え方ができるように
なりました。
そんなふうに
思えるようになったのも、
一緒に病と戦って下さっている
医療従事者の皆さん、
特に前の病院の時から
ドクターが人生を掛けて
患者を救おうとしている姿を
毎日見続けているから…。
まだまだ闘病生活は続きますが、
良いことも悪いことも
起きることを想定して、
今の自分にできることを
やり続けます!
ヤギケン
d=(^o^)=b