先日の回診時、
主治医との会話で

主治医が


「ひとつ失敗したことがあるんや…。」


何かな?

と思ったら


「ヤギケンさんの身体を最初から定期的に写真に撮っておけばよかった。そうすればパラパラ漫画みたいにして身体の変化が分かったのに…(^^)」


バド患者が縦隔炎になって、
ここまで筋肉質に回復したのは、
前代未聞らしい。


以前、主治医が言っていた
言葉を思い出す…。


「10年前だったら
助けられなかった…」



※「じゅうかく」とは、
胸骨の下の両肺にはさまれた部分で、ここに心臓や大血管が収まっている。
「縦隔炎」はこの場所に細菌が繁殖して起こるものである。



LVAS装着手術後、
縦隔炎による再開胸手術。

そして

毎朝、再開胸した胸を更に開創器で開き、直接洗浄する日々が続いた。



痛みとの戦い。


(≧∇≦)


洗浄30分前に
アンペック(モルヒネ坐薬)を入れ、

洗浄直前に
オプソ(塩酸モルヒネ)を内服。


一番の苦痛は、
洗浄を始める前に

傷口を開創器で開く瞬間。


ドクターの掛け声と共に、

「はい、
それでは行きますよー!

息を吸って長音記号1

吐いて長音記号1

吸って長音記号1

吐いて長音記号1



『ガシッ!!』



何とも例えようの無い

激痛に襲われる。


やられる方も大変だけど、
やる方も大変だ。



いつも洗浄時にベットに敷く
吸水シートを握り締め、

ドレープの下で歯をくいしばり、
自分がROCKYになったつもりで
耐えいてた。


正直、
毎朝続く拷問タイム(洗浄)に
心が折れそうになった時もあった。


そんな時、
主治医が掛けてくれた言葉。


「ワシも長いこと外科医やっとるけど、こんな我慢強い人はなかなかおらん。
間違いなく我慢強いベスト3に入るな…。」


傷みを耐えてることを
解ってもらえていることが
嬉しかった。



あれから7ヶ月。


今では傷口も半分以下になり、
開創器も使用せず、
週3回の洗浄になった。


ドクター&ナースの皆さん!
感謝してます!!


ヤギケン
d=(^o^)=b