『名セリフ』鴻上庄史より

 

『上海バンスキング』斎藤リンから

「なんで、こんなことになってっしまったのか、自分でもわかんないんです。」

「昨夜、消燈ラッパが鳴ってもなかなか寝つかれませんでね。星をみてたんですよ。そうしたら、なんかとても馬鹿々々しくなりましてね。・・・一つの星に生物が生まれて、それから人間たちも生まれて・・・家を作ったり、音楽をつくったり、みんな一生懸命やって・・・一方じゃ大砲をつくって、それをこわしてる・・・なんですかね、人間ってのは・・・」

「いい夢をみせてもらったようです」

「戦争の方が夢だったらいいのにね」

「いや、あれも夢みたいなもんです」

 

音楽・国家=目に見えないものーーに命を懸けた人たち(ミュージシャン、軍人)

楽器・国会議事堂・軍隊=目に見えるもの

 

(音楽という目に見えないものに命を懸けた人たちと、

 国家という目に見えないものに命を懸けた人たちの物語)