大阪・南船場のハイブリッドなオーダースーツのお店、【Luxum(ラグマ)】でございます。

 

年末から新年にかけてのスーツのトラブルのご連絡でもっとも多いのが

「忘・新年会でスーツや、シャツを汚してしまいました~(涙)」

という、ご連絡。

 

 

テンションガタ落ちで、せっかくの宴席で燃え尽きてしまわないよう、

本日はスーツやシャツを汚してしまった際の、対応方法をご紹介させていただきます。

これにより外出先でのシミ、汚れからほぼ完治いたします。

知っておくとノーガードで宴会も楽しめますので、ぜひご参考ください。

 

*「悲劇」と検索したらグーグル検索で出てきそう。

 

 

こんなことにならぬ様に汚してしまったら早急に以下の手順をお試しください。

その方法は簡単です!

 

応急処置方法

1、まず汚れたら出来るだけ早く衣服を脱ぐ(パンツなどその場で脱げない際はそのままで。捕まります)

2、汚れた箇所に水をかけ濡らす

3、タオルや、ティッシュを汚れた箇所にかける

4、3の汚れた箇所をひっくり返して手のひらに置き、上からもう一枚タオルかティッシュで挟んで片手で生地を叩く。(サンドイッチ状に)

*タオルやティッシュを取り換え、2~4を繰り返す。

 

*イメージ図。汚れた箇所が一番下に来るようにしてください。

 

叩いて汚れをタオルや、ティッシュなどに逃がしてください。

繊維に汚れが付着してしまう前に、水で汚れを他の繊維に移してしまうだけで大ダメージが避けられます。

 

一番やってはダメなことは、汚れをそのままゴシゴシとこすってしまうこと!

これにより繊維に逆に汚れを付着させてしまい、大ダメージ確定となります。

 

応急処置としてはこれだけで充分です。軽い汚れなら取れてしまいます。

 

*うまくいくとビックリするほど綺麗に取れます。

 

ここからさらに綺麗するには汚れの性質を知ることが重要となります。

一般的な汚れは以下のように、大きく2つの種類に分けることができます。

 

水溶性(水に溶け込む性質の物)

油溶性(油脂に溶け込む性質の物)

 

このチェックはとても簡単。

先ほどの応急処置2、の水をかけた際に10秒ほど放置してみて、

水が染み込む汚れ→水溶性

水がしみこまない汚れ→油溶性

となります。

 

*油溶性汚れによる油シミ。きちんと処置しないとこんな形で残ってしまいます。

 

一般的に水溶性汚れは、しょうゆ、ソース、ケチャップ、酒、ビール、ワイン、お茶、コーヒー、血液など。

 

油溶性汚れは、サインペン、ボールペン、口紅、卵や牛乳など。

 

と言われているので、これを覚えておくのも手ですね。

 

水溶性の汚れの場合は、水やお湯で薄めた中性洗剤の液を歯ブラシに付けて擦るのがご家庭で一番落としやすいです。

洗面台や、お風呂場などで優しく擦ってあげてください。

力いっぱい擦り過ぎは厳禁です!生地を傷めてしまうのでお気を付けください。

 

頑固な汚れには、先ほどの中性洗剤を薄めた液を、50度ほどにして1~2時間放置してから

また歯ブラシで擦ると効果的です。

応急処置が手早く出来ている場合、ほとんどの汚れがこれで落ちます。

 

 

油溶性の汚れは、アルコールや、ベンジンなどを使い落すことが多いのですが、

成分が強いため、オーダースーツに使われる生地では痛めてしまうことがあります。

この場合は出来るだけ早めにクリーニング店でご相談されることをオススメします。

ご近所に馴染みのクリーニング屋さんを持つことで、汚れトラブルに落ち着いて対応出来るようになります。

「あ、汚れてもうた。でもこの汚れなら落ちるわ。」と思えたらスペシャリストです!

 

適切な処置を行うことによって嘘のように汚れが取れ、

またご家庭では汚れが取れなかったとしても、クリーニング店で綺麗に取れた!

ということも多々あります!どちらにしてもスピード処置が肝心!

ぜひお試しくださいね。

 

 

今年も丹下のおっさんのように拳を握りしめて、皆様のバックアップをさせていただきます。

お読みいただきありがとうございました!

 

Luxum メンテナンス部より

 

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