モノが安いこと
え?焼肉?寿司?
ようやく読み終えた、「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を
知らない」。浅草キッドの水道橋博士のお勧めの帯に目が留まり
昨日買ったアメリカの問題を様々な角度で、映画評論家である
筆者がドキュメンタリー映画の内容に即して書いてるものです。
マイケル・ムーアの「華氏911」や「シッコ」なども出てくるので、
それも自分で見てみたくなっちゃいました。
一番考えさせられた内容は米国大手小売チェーンのウォルマート
の話。他の話は基本的にアメリカの内容なので、日本には関係ない
部分もあるが、この内容は自身のブランドにも関わるなと。
(ちなみにPCサイトはこちら → http://www.luxtock.jp )
トヨタグループの2006年の売上が確か24兆円くらいで勿論日本一
の中、ウォルマートの2004年の売上がおよそ日本円で27兆円。
全米に4000店舗、海外に1500店舗展開し、徹底的な価格破壊
をする背景には、様々な人々の犠牲が・・・。
ウォルマートが町にオープンすると、その価格競争に勝てない地元に
古くからある商店は軒並みつぶれる。アメリカのあちこちにゴースト
タウンが出来上がり、職を失った人々はウォルマートで働く。
そのウォルマートの正社員の平均年収は200万円ほど。
保険にも入れず、他に仕事も無く、多くの人が税金による援助を受ける。
またウォルマートは雇用をたくさん作り出すことで国から1000億円を
超える援助を受ける。
次の町に店舗をオープンする・・・、の繰り返し。
莫大な売上(確か記憶が確かなら、1分間に200万円の利益を作る)は
CEOに28億円、創業者の一族5人に18億円ずつ振り分けられると。
アメリカの総収入の97%は今や、お金持ちの上位20%でまかなうらしい。
中流がいなくなり、上流と下級の二極化が進む。またブッシュが進めた。
日本では昔から「安かろう悪かろう」という言葉があるように、安いものは
品質が悪いものという考えがあるので、「安くていいもの」が出来上がるのは
一見素晴らしいことだと思えるが、その裏には誰かの涙が見え隠れするもの
なんだなぁということを知った。
実はこの図式は世界的に、勿論日本にもたくさんあることなんですね。
ファッション業界にもある話です。
色々ですね。
