10月24日に米空軍大学で異例の報告書が発表された。

 

朝鮮日報は以下のように伝えている。

 

『(米国の)空軍大学傘下の中国宇宙航空研究所が作成した「中国人民解放軍ロケット軍組織」という報告書でした。

 

全255ページの報告書には、中国のロケット軍組織の経緯と構成、各部隊の指揮官や主要幹部の氏名と写真、ロケット軍基地の位置、配備されたミサイルの種類や戦力評価など膨大な情報が網羅されています。

 

ほぼ中国のロケット軍を解剖したと言えるほどの内容でした。

 

報告書にはロケット軍司令部と傘下部隊、各ミサイル基地の緯度、経度などの座標も明示されています。

 

中国が誇る戦略ミサイル部隊を隅々までのぞき込む内容であり、(米国が)軽挙妄動するなという警告を送ったものと言えるでしょう。

 

また大紀元(ニューヨークに拠点を置く中国人による反中国共産党メディア)も『「司令官から炊事班まで」米空軍大学報告書、中国ロケット軍の全容公開』という見出しで10月29日にこれを報じている。

 

 

日本ではこのような重要な情報をどのメディアも伝えていない。

 

ようやく1ヶ月近くたってから前述の朝鮮日報の記事が YAHOO ニュースでそのまま転載されているだけだ。

 

 

 

このケースではメディアが握りつぶしたというより、各メディアの米国駐在員が中間選挙にかまけて『見落とした』のではないかと思われる。

 

別に意図的に隠さなければならない性質の情報ではない。

 

ロイターなどの通信社もこの事実を配信しないので気づかなかった。

 

単純に穴になっていただけだろう。

 

Yahooニュースのエディター(契約社員や外部委託かもしれない)が遅ればせながらたまたま気づいて取り上げたのではないか。

 

日本のマスメディアのインテリジェントレベルが相当下がっていることが伺える。

 

わかってて隠しているならそれは悪意だが、そもそも気づかないのは「無能」ということになる。

 

なんともお寒い話である。