東京外国語大学の篠田英朗教授は「日本国憲法は、国際協調主義を掲げており、国際法に沿って行動する『軍隊』の存在を否定していない。」

 

と主張している。以下、要旨を抜粋する。

 

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■憲法9条1項の文言は、素直に国際法に調和している

 

日本国憲法を国際法に挑戦して、侵略に正当に対抗するために用意されている自衛権を否定するものだ、と読むことは不可能だ。

 

■憲法学者の陰謀論めいた「絶対平和主義」説  

 

ところがほとんど陰謀論者めいた憲法学者のイデオロギー的解釈によって、本来の憲法の国際協調主義は埋没させられることになった。

 

■国際法概念に沿った憲法解釈や改憲を  

 

日本国憲法は、国際法を遵守することを求めている。

 

したがって憲法解釈も、国際法に沿って素直に行えばよい。

 

そうすれば、国際法にも憲法にも存在しない奇異な概念から成り立つ「『交戦権』や『自衛戦争』を日本国憲法は認めているか否か」といった類いの問いを、深刻に受け止める必要もなくなってくる。

 

「戦争は一般的に違法であり、そのため対抗措置としての自衛権の行使は合法である」という国際法の原則だけを淡々と述べ、それに沿って憲法を理解すれば十分だということになってくる。

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要は、日本国憲法は国際法に基づく普通の国に認められている自衛権や軍隊を最初から認めているということだ。

 

もともと日本における憲法の一般的とされる解釈が、左翼や左翼憲法学者たちによって故意に捻じ曲げられていただけ。

 

自衛隊の違憲論争なんてまったく無意味だった。

 

だったらわざわざ憲法改正しなくても、自衛隊を軍隊と認め、堂々と自衛権に基づく防衛力の強化を行えばよい。

 

いやあー、また左翼に騙されてましたね。

 

しかも戦後70年間の長きにわたって。

 

そう言われれば、「国際法は国内法に優越する」んだったわ。

 

これまで日本国民は左翼のプロパガンダに囚われて、自分で自分の手足を縛って苦悶していたわけである。

 

ちょっとドMがすぎるな。

 

それにしてもキチンと日本国憲法を読めば、「憲法改正」の必要すらなかったなんて驚きだ。

 

目からウロコ。