フィンランドとスウェーデンのNATO加盟が現実味を帯びて来た。
ウクライナと異なり、もともと国内に紛争を抱えていないので、加盟はすんなりと認められるだろう。
問題はロシア側がこれを「NATOの拡大」と捉えるため、緊張関係がエスカレートするであろうということ。
NATOとしてはこれ以上ロシアとの緊張関係を高めないために新規加盟を見合わせるという選択肢もある。
しかし、どうしてもロシアを刺激して紛争の火種を維持したい人たちもいるのだろう。
これがイレギュラーバウンドを起こせば、NATO対ロシアという直接対決のもう一段階進んだ構図が出来上がる。
さっそくこれにロシア側は「軍事的リバランスが必要」とアナウンスして牽制しているようだ。
しかし言葉を選ばず言えば、日本にとっては悪くない話だ。
NATOとの緊張関係が高いうちは、ロシアが「北海道侵攻」に軍事力を振り向けることは困難だ。
その間に日本は軍備を拡張する時間が稼げる。
岸田首相はアジア諸国にロシア制裁を呼びかけるとか、日本の国益にとって意味のない「ポーズだけの外交」やってないで、国土、国民を守るために軍備の充実を急ぐべきだ。
本当にセンスない人だな。