真空管アンプ組立に必要な道具をご説明いたします。
写真の左から
・ラジオペンチ
・ニッパー
・ケーブルストリッパー(又はカッター)
こちらはケーブル・線材のビニール被覆を取る時に使います。
カッターでも可能ですが、手間が掛かりますので、手早く済むこちらを使います。
線材には太さがそれぞれありまして、その線材に合わせて挟みこめば、
簡単に被覆が取れます。
合っていないと取れなかったり、被覆と一緒に線材も切れてしまいます。
線材のカットも出来ますが、刃が奥にあるので、ニッパーが使いやすいです。
・テスター
ホームセンター物の安価な物でOKです、デジタルテスターの方が見やすいです。
ネジ締めに必要なドライバー、スパナ(モンキー)、ラチェット
ネジはM2~M5を使います。
スピーカー端子やケーブルの端子を締める時はもう少し大きくなります。
ラチェットは無くてもOKです、スパナか小さくて薄いモンキーで間に合います。
・はんだこて 30~70W
ホームセンターなどで一式セットがあります、そちらで十分です。
写真のこてのスタンドは別売りです、セット物は簡易スタンドが付いております。
最低 はんだこての規格は30W
多くの方は60~70Wの温度調節機能付き
のはんだこてを使われていると思います。
すぐに はんだの熱が伝わるので作業スピードがいいのでしょう。
プロもそうです。
私は単なるグートの30W の普通のはんだこてです。
加熱に時間が掛かりますが、問題はありません。
温度調節機能はありませんので、自分で温度調節、管理をしたうえで使ってます。
ポイントさえ分かれば温度調節機能は無くてもいいのです。
ただ作業スピードのテンポは悪いですね。
・半田吸い取り線
手直しの時に余計な半田を吸い取るために使います。
こちらは数百円の簡易物ですが、高価で便利な吸い取り機もあります。
・はんだ
一般的な「ヤニ入りはんだ」が融点が低いので扱いやすくオススメです。
鉛フリーや銀入りは融点が高いので慣れない方にはお勧めしません!
・濡れたぞうきんかスポンジ(写真にはありませんが)
汚れたこて先を清掃したり、こて先の温度管理の為に使います。
・ワニクリップ
あると便利な物です。
はんだ付けが不慣れですと、はんだコテをあてる時間が長かったりします。
そうすると「抵抗やコンデンサ」は熱でダメになることがあります。
抵抗やコンデンサの足にワニクリップを挟んで、
はんだ付けをしますと熱がワニクリップでほとんど止まりますので数個あると便利です。
1つ 100円程度
おまけ
ニッパーもピンキリです。
写真のニッパーは高価なフジヤです、切れ味抜群!
二つある理由は「銅線用」と「エンパイアチューブ用」に分けていることです。
エンパイアチューブはガラス繊維ですので、刃への影響を考慮しているわけです。
ご覧いただきありがとうございます。