ようやくトラブルから解放されたEL34/6CA7シングルアンプでございます。

このシリーズもドラマやアニメなら2クール目ですね!

 

 

ちなみにオリジナル設計からの変更点は

・出力トランス 春日無線 KA6625ST → ゼネラルトランス PMF-20WS2

・一部抵抗、電解コンデンサをオーディオ用に変更

・可変抵抗器を左右独立にして、取り付け場所を変更

・音声信号部をシールド線使用

 

です。

 

仕様

EL34/6CA7 三極管接続 無帰還  出力 6.5W

 

 

音の方は無帰還アンプだけあって屈託が無く、

整流管ではなくダイオードなので、総じて現代的な出音に感じます。

 

和音の粒立ちも良く、和音の響きも2A3よりも劣りますが、キチンと聞こえます。
 

カップリングコンデンサーは安価の定番、「ASC」です。

今回のアンプでは音に角が無く、クリーミーかつしなやかな印象です。

解像度もそこそこあります。

個人的には好きなコンデンサなのですが、もう生産完了とのことです。

 

パワー管はエレクトロハーモニクス(通称 エレハモ)の6CA7なのですが、

中高域は繊細です、低域は特に感じないので変な押し出し感も無いのでしょう。

ただエレハモは球の種類によって音に張りがありますかね。

メリハリとまではいきませんが、少し強調感があります。

ネットで調べると、そういうレビューがありますかね。

ここが好みが分かれそうです、造りは丁寧に見えます。

 

出力トランスはオリエンタルコアなのでクリア感があります。

シングルの20Wトランスですから、

プッシュブルアンプのようなダイナミック感、パワフル感はありませんが、

しっかりとした低域が出ているように感じます。

 

PMF-20WS2は音の傾向はバランス型でオーソドックス傾向だと感じます。

 

EL34/6CA7は個性が控えめに聞こえ、優等生的にも思えますが、

安価でパワーも出て良いと思いますよ!

 

ギターアンプの定番ですので、今でも現行モデルがありますし、入手性も良く、

円安とは言え他の真空管よりもまだまだ安価でございます。

 

どうしても真空管アンプというと300BやKT-88が目立ちますが、、、

お店や試聴会などではどうしても音も外観も目立ちやすいですから、

そちらにいきますよね。

私的には伝説がただ一人歩きしているだけに思えます、、、

私はEL34/6CA7の方がいいですかね。

 

 

ご覧いただきありがとうございます。