日本料理の定番「みりん」ですが、

元々は江戸時代に作られた高級な甘いお酒がスタートだったようです。

そうなのです、調味料ではなく飲酒用だったのです。

 

みりんは本来、「もち米、米麴、米の焼酎」を混ぜて、1~2年ほど熟成させて完成するのがみりんなのです(本みりん)。

材料に含まれる「デンプン」が糖化(オリゴ糖など)するわけですが、

砂糖成分のショ糖ではないため甘みは控えめながら、

深みのある甘みになるわけです(いろいろな糖分があるから)。

 

なかには5年物というみりんもあります。

みりんは寝かせれば寝かせるほど濃くはなりますが、甘みは減るようです。

 

 

手間が掛かる本みりんですから、値段は高価です。

写真の「三州三河みりん」は700ml 1100円ほど です!!

 

高価なみりんは煮切りすれば「みりんシロップ」にもなるとのことです。

下手なこだわりジャムや国産はちみつよりも高価ですが、、、

そのままでも飲める、リキュールとしても使える とのことです。

 

 

ちなみに一般的なみりん(本みりん)はコスト削減の為、

米、もち米、米麹、醸造アルコール、糖類

で作られ、3か月ほどで完成するようです。

熟成期間が短い為に糖類が入っており、元のみりんよりも甘みが強いとのことです。

ですので、飲酒用としては使えません。

 

みりん風味調味料はアルコールが入っていないのが特徴です。

なので上記みりんよりも料理の幅は広く、酒税の対象外でもあります。

 

高価な三州三河みりんのお味は、、、

料理への深み、コクがより増す という印象でしょうか。

 

みりんもいろいろ、皆さんお試しください。

 

 

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