中古で購入した「半導体 AB級 プリメインアンプ・A-A9mk2」ですが、

まずはプリメインアンプとして使ってみました。

ちなみにハードオフ通販で買いました。

ハードオフ、割と強気な値段ですが、見ている分には面白いです。

 

リビングオーディオを意識した特徴的なデザインがマニアの間では賛否がありそうです。

 

本体のボリュームの感触は安いAVアンプのようで、手ごたえがありません、、

如何にも電子ボリュームというか、、

それ以外はしっかりとしたボディ感で、案外奥行もあります。

 

薄型ボディですので「スピーカーの出力端子」は一系統のみです。

 

肝心の音質ですが、見てくれとは異なり「真面目な音」です。

 

変なキャラクター感・押しつけがましさ・強弱がなく、

フラットで繊細、細かなニュアンスなどはよく出来ています。

真空管シングルアンプを彷彿するような丁寧な音作りに感じます。

低域は控えめに感じますが、しっかりしています(締まり気味の低音)。

 

小さい事ですが、、AB級アンプですのでやや大雑把に感じる面もあり、

若干半導体アンプ特有のNFBのある音感は否めませんね。

 

とは言え、今から見ても良く出来たアンプだと思います。

 

出力は片チャンネル 8Ω 55W、4Ω 75W

と電源部の割には控えめな出力・パワーに感じますが、

余程の大きな部屋や低能率なスピーカーで大音量再生でなければ、

十分だと思います。

 

後継機のD級アンプも聞いたことがあります。

クリアでパワー感がありましたが、

D級アンプ特有な音で密度感がなかったですね、、特に低域、、

 

半導体アナログプリメインアンプですが、

聴感上のSN比やクリア感は控えめに感じます。

 

 

上記 真空管プリ&真空管パワーアンプor半導体パワーの方が劣るのですが、、

そういう音の方向性なのかと思います。

 

音質、機能性、サイズ感など、値段に対していいアンプなのは確かなのですが、

何か物足りないように感じます。

長時間でも聞き疲れもなくいいのですが、、、

味わいが無いのでしょうね、、音に。

 

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