レコード全盛期、CBS(日本は日本コロンビア)が販売するレコードには
「STEREO 360 SOUND」なる仕様がありました。
まだステレオ再生が画期的な? だったり、
装置がもの凄く高価な時代だったと思います。
レコードも1枚2000~3000円で、
例えば 1960年の初任給は平均18,458円 とかです、大卒かしら。
*年次統計より
当時はレコードを楽しむ機会よりもラジオが多かったと思います。
1960年代のステレオ装置
それで、STEREO 360 SOUND、の内容を引用しますと、
「このレコードは、世界最初にLPを開発したCBSコロンビアの技術陣が、
長年の研究のすえ考案した、全く新しい、
すぐれた録音方式 ”ステレオ 360 サウンド”によって作られております。」
このレコードをお聴きにするあなたは、演奏会場の最良の席で、
なまの演奏をお聴きになっているのと同じ状態にあるといっても過言ではありません。
それは、従来のステレオとは比較にならないほど、輝やきにみちた、
すばらしい音質と、驚異的な迫力を持っているからです。
どうかこのコロンビアの誇る最新録音のレコードを心ゆくまでご鑑賞下さい。
とのことです、時代を感じますね。
でも歳月を経たステレオ再生でも録音、機器の設置がしっかりしていれば、
しっかりとした立体音響を楽しめるのは確かだと思います。
ご覧いただきありがとうございます。