こんばんは。ジュエリースタイリスト弥生です。
とても素敵なミュージアムに行ってきました!
それは
アクセサリーミュージアム です。
アクセサリーの世界とジュエリーの世界には、狭くて深い河があります。
そう、それは
宝石とパワーストーン の間にあったような河。
業界以外の人には区別がつかないのに、業界内では確固たる棲み分けがなされていて、お互い相手サイドがどのようなことをしているのかイマイチピンとこないそんな感じ。
ジュエリーご専門の方のブログに、とても良かったとのご紹介があり、足を運んでみたのでした。
アクセサリーミュージアムの最寄り駅は「祐天寺」 です。
駅前を見ると下町商店街のような風情があるのですが、関東在住の方はご承知の通り、祐天寺は都内きってのセレブな街。
アクセサリーミュージアムも、閑静な高級住宅街の一室にそれそれはナチュラルに溶け込んで存在していました。
到着すると、来館客はほとんどおらず、スタッフの方がマンツーマンで展示品を紹介して下さいました。
聞けばこちらはオープンしてまだ一年。
これといった広報活動もしておらず、来館客のほとんどは口コミや紹介メインだそう。
個人所有品で構成されているとは思えない規模の美術館で、ジュエリーやファッション関係の方は訪れると得るものがとても大きい場所だと思います。
もっと広報活動をして欲しいような、隠れ家としてひっそり存在して欲しいような複雑な気分w
5つの展示室から構成されていて、年代別に非常にわかりやすいコレクション。
・ビクトリア期
・アールヌーボー
・アールデコ
そしてこのあとは10年ずつカテゴライズされていました。
50sのニュールック
60sのツィッギー旋風
70sのヒッピー、エスニックなど
80sのバブル!(セリーヌやシャネル)
など、非常に丁寧に区分けしコレクションされていました。
その年代を代表するファッションもイメージボードや実際の洋服で表現されていました。
時代のファッションテイストそのままに作られたアクセサリーを見ると
「アクセサリーは、あくまでファッションの一部」
であることが伝わって来ます。
意外なんですが、ジュエリーの世界にはファッショントレンドはそれほど影響を与えません。
今流行りのジュエリー、といって思い浮かべられるもの。
そのほとんどは、ジュエリー業界視線でみると
やはり「アクセサリー」なんですね。
私がドレスセラピーを学んでいるのは、
ファッションとジュエリーをもっと調和させたい との思いからです。
どういうジュエリーが似合うのかを提案する際、顔形や好みはもちろん、ファッションテイストと一致させるにしろわざとミスマッチを演出するにせよ、ファッションを理解していないとダメだと思います。
その方向性が見えてきたと同時にこのようなミュージアムに出会えたことがとても不思議で大感謝♡
そして今のデザイナーが試行錯誤をしなければならないのが
だいたいのテイストは、全て出揃った時代に私達は生きているということ。
数年前までは、時代を一言で言えるトレンドがありました。
「アムラー」→「エビちゃん」など。
けれど今は、どのジャンルもありで、どのジャンルもそこまでのムーブメントがない。
森ガールもゴスロリもエビちゃんもアゲ嬢もきゃりーぱみゅぱみゅも同時代に存在するのです。
そういう時代の中で生きるということ。
そして、その中でジュエリーを作るということ。
正解がない、自由で面白い時代を生きている なあとしみじみ。
いやあ得るものがとても大きいひと時でした。
そのあとはファッションのインスピレーションを得るべく代官山へ。
それにしても今年の秋冬は例年にも増して色が少ない!
ドレスセラピーを学んでいると「黒・灰色」が禁止色になるので洋服選びが難しい!
特に私は、無計画に直感で洋服を買ってしまうので、クローゼットの中は
「柄!」 のオンパレード。
これで黒を弾いたら、いったいどうコーディネートすればいいの???
まさか、柄×柄???というキテレツコーディネートになっちゃうよ!な状況です。
(完全にアーティストの星が影響してますね…)
ベーシックカラーの魔法「紺、茶、ベージュ!」を合言葉にさすらいました。
結局疲れてカフェへ…
シェ・リュイのケーキはうまかです。
リュウドのキーボードに驚かれ自慢しちゃいましたw
都内散策を堪能した一日でした♡
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