こんにちは、Luxe Beauty Clinic院長の坂本です。
最近急増している驚きの美容外科事情です。

美容クリニックでは医師・看護師・カウンセラーなどの職種があります。
カウンセラーに関しては在籍しているクリニックと、在籍していないクリニックがありますが、
一般的にはカウンセラーのいるクリニックの方が多いと思います。

ここで覚えておかなければいけないことは、『カウンセラー=施術をカウンセリングをする人』ではないということです。
当院でもカウンセラーは在籍しておりますが、彼女たちは一般的な事務対応、電話対応や、予約調整、
患者さまの問診票の記入のお手伝い、会計業務などを担当してくれています。
もちろん、業務が円滑に進んだり、患者様に快適にお過ごしいただくためのお手伝いをしてくれるなど、当院にとってはとても大切なスタッフであり、欠かすことのできない存在ではありますが、
この『カウンセラー』に関して、どうもきな臭い話が増えているようです。

と、いうのは当院では連日多くの患者様が手術のご相談に来られますが(特にクマ取りや脂肪注入)、
近頃、特定の大手クリニックのカウンセリングを受けてから当院にご相談に来られた患者様の多くが、
『カウンセラーさんと話しただけで、先生には会うことが出来なかった』と仰るのです。

にわかには信じがたい話ですが、来院してから現病歴・既往歴・お悩みの聴取・手術内容、適応、不適応にいたるまで、すべてカウンセラーと話して見積もりをもらって帰された…と。

これ、手術する医者はどんな気持ちでするんでしょうかね。
カウンセリングの際には、もちろん出来るだけご希望に沿った内容でご提案はしますが、もちろん患者様にとってメリットがない(またはデメリットが大きい)手術はお断りすることも多いですし、不必要なものは一切お勧めしません。

手術室で、初めましてという感じで顔を合わせて、適応や不適応など関係なく、カウンセラーの提案通りの手術をするのは、もはや美容外科医ではないと思います。

もちろん、美容外科医も所詮はただの人ですから、全てをご希望通りに出来るわけではありません。
数千件と手術をしていれば、仕上がりに対して十分ご満足いただけないケースも出てきます。
ただ、自分でカウンセリングから手術まですべてを担当して、アフターフォローまで責任をもって担当するのが、手術をする上での最低限の責任と礼儀だと思うんですよね…

このブログを読んでくださっている方にも、同じような経験をされたことのある方がおられるかもしれませんが、もし医師とのカウンセリングのないクリニックに当たってしまった方は、手術は避けた方が無難かと思います。
私はカウンセリングには30分~1時間ほどの時間をしっかりかけますが、それでもお話ししきれないことは出てきます。なんだか最近こういったケースが増えてきており、モヤモヤとしております。