ビリー・ジーンって、あのイントロが流れるともうワールドに突入してしまいます。
ムーンウォークに酔いしれ、サビの部分だけ歌っていたあのころ、ビリー・ジーンがまさかこんな詩だとは、知りませんでした。
「手の届かない超セクシーなビリー・ジーンが、うだつの上がらない僕をダンスの相手に指定してくれる。
彼女の香水に酔いしれ、甘美なひとときを過ごしてしまう。
すると、ビリー・ジーンは、僕の子供を身ごもったという。
ビリー・ジーンは、僕の恋人じゃない。
その子供は、僕の息子じゃない。」
この詩を聞きながら私は熱唱してたのかと思うと、なんか今になって恥ずかしい…
同じテーマでリミックス版「Blood on the Dance Floor」のなかのBlood on the Dance Floorは、テーマが似ているそうです。
「スージーは、僕の携帯番号を知っていて、なんかすごくターゲットにされてる。いつのまにか僕の子供を身ごもった言うことになってる。けどスージーは、猟奇的で僕を獲物にして、ダンスフロアは、血で赤く染まる。」みたいな内容。
安富歩氏の「マイケルジャクソンの思想」によると、アメリカの隠語で「7インチ」とは、男性が自称(自分でそうおもっている)を誇る長さ💦という意味があるらしく、
そんな男が自分に自信のある男が、スージーの餌食になってしまうと「ブラダン」のテーマになっているそうです。
ビリー・ジーンもスージーもどんな男でもよくターゲットにした男を狙い撃ちしてしまう。魅力に酔いしれた哀れな男は、自分の子供がわからないまま、法律に基づいて彼女たちのいいようにされてしまう。
そこには、男女の愛など関係のない物欲の世界。そこに罪のない子供が巻き込まれる悲しさをマイケルは、着目して、ビリー・ジーンで「Do Think Twice(そういった関係になることを2度考えよ)」と言ったのだとか。
安富歩氏の解説は、説得力ありますね。
私は、マイケルが、がっついた女子がトラウマになっているのかと思った💦
そんな次元ではなかった。
ビリー・ジーンのダンスは、本当魔法のようなステップでした。
ブラッドフロアオンザフロアのマイケルは、すごく素敵なダンスだけどどこか、余裕のないギリギリでキレキレのダンスで
なんか、息がつまりそう。
メイクもきつくて近寄りがたい。
どこか、切羽詰まった意図があったのかもしれないと、感じたのは、思い過ごしでしょうか?
この方の翻訳がなかなかきわどくて曲にあってる!
どこまでも、生まれてくる無垢な子供を大切にマイケルはしたかったのでしょうか?
無意味な男女営みに対しての警告をあそこまで派手にエンターテイメントに仕上げる必要必要があったのか?
マイケルだから、かっこよく、言いにくいメッセージを世界中に発信できたのだと思います。
マイケルは、やっぱり愛の人だなあ。