このような講堂が院内〜研究棟にたっくさんあり、とてもクオリティの高いレクチャーが受けられます。
日本だと、診療が終わって一旦家に帰って、夜ホテルかどこかでレクチャー、というパターンが多いのですが、夜まで引きずることはまずありません

とても効率がよく、子供がいても参加できるので、助かります。
とても偉い先生が沢山いて、私を受け入れて下さった先生も、とても有名な方でした。
教科書レベルの彼に、
”Hey! T!”
と気軽に声をかけることが許される環境にいられる私は、本当にラッキーです。
消化器内科を取り仕切るのがTですが、その中に所属する沢山の教授がいます。
そこが日本と少し違います。
その沢山の教授の中で、私が所属するのが、高度内視鏡治療グループです。
内視鏡治療の大抵はそこそこ分かっているのですが、日本であまりみない病気の治療法を習得するのが目的です。
こちらでは、もしかすると、日本より細分化されていないかもしれません。どのドクターも、上部も下部もERCPもします。そういうところは、私の出身大学の方針に似ていてかなり馴染みがあります。
手技は日本よりかなり大胆です。
でも、それはそれでいいところもありますし、大胆になれるだけの自信があるようです。とにかく皆さん、よく勉強されています。
ただ…
完全麻酔なので、患者さんが眠ったあとの雑談がかなりすごいです。
お笑いテレビのこと、週末の旅行のこと、今度の誕生日パーティのこと…
そして気づいたのは、みんな面白いことをいったら、ドヤ顔になり、自分が一番笑うこと…
手技自体に対しては殆ど問題ないのですが、この雑談についていくのが大変です。
ドヤ顔に反応してあげなくてはいけませんから。
でもそのせいか、チームワークがものすごくいいです。
手技に詰まると、みんながあれこれジョークを言い始め、ルーム全体が、
HA HA HA!!
と笑っています。
今日は術者の笑いで病変に突き刺さった針が揺れていて、気が気ではありませんでしたが、結果オーライ。
それもこれも、アメリカンです



