おかあさんはお医者さん-IMG_9103.jpg


新しい季節がやって来ました。

写真は去年植えていたイタリアンパセリの種がいつの間にか落ちていたようで、小さな可愛らしい芽を発見したのでパチリと撮影したもの。


今日から弟君が習い事を始め、新学期を肌で感じてきました。

習い事、といっても主には母と子のふれあいタイムのようなもので、娘も大好きでしたので弟君も始めてみました。案の定、弟君はニタニタ、嬉しそうでした。


以前私は、この新しい季節をどういった勤務体制で臨むか、ということを考えて過ごしていました。

結論からいうと、現状維持で勤務は増やしませんでした。


母からの

「もっと子供達と一緒にいてあげんさいや」

という言葉に後押しされ、勤務を増やすことはしませんでした。


でも、頭の中のどこかに引っ掛かるところがあって、悶々とした気持ちでした。


数年前、結婚を決めたとき、私はいろんなことが面白い時期で、

もちろん仕事でも任せられることが多くなってきているときでした。キャリアを重ねる上でとても大事な時期でしたが、結婚出産か仕事かを選択することになって、私は‘今‘しかできない出産育児を選択しました。


その選択に後悔はありません。


ただ、出産が落ち着いてまたキャリアを、とも思い始めました。

後輩たちに次々と役職がつくようになり、焦る気持ちもあります。


学会で女医ママのお偉い先生が

「女医ママでも仕事は減らす必要はない!」

的な発言をされていて憧れもしました。


先日女医ママ先輩方とお食事をしたのですが、この席でこの春から仕事量をぐーんと減らして子供達との時間を作った先輩の話を聞く事ができました。


「留学もして学位も取れたしキャリアも積んでこれたけど、子供達は保育園が育ててくれました。子供達には本当に寂しい思いをさせたから少し一緒に居ようと思って。」


子育てが一段楽したらまた仕事を増やしますか?という、私の問いに 

「もちろん」

と即答いただきました。


彼女のご主人が私と同じ専門、ということもあり、私が悶々としているところも気付かれているようでした。

「仕事なんて、後からでもできるわよ。」

という言葉に、救われるような気持ちでした。


もちろん日々の仕事に対する真っ直ぐな気持ちに変わりはありません。


でも私はなんとなくふっきれて、心置きなく、今の子供達との時間を思いっきり楽しんで過ごしていこうと思えるようになりました。

そして、仕事に対する熱い思いは、今は、幸い同じ職業に就く旦那様を応援することでメラメラと燃やし続けたいと思いますメラメラ