被災地で心のケアチームとして活動する旦那様からのメールです。
今日のトピックは、アルコール依存患者でした。
「避難所で大声を出す」とのことで、診察依頼あり話を聞くと、大酒家(自己申告、ビール1500ml+焼酎3合/day)。震災後、断酒せざるを得ない状況になり、断酒36時間後に痙攣あり、ERに搬送され入院できず再度避難所へ。息子が、ガムテープで拘束したり、アルコールを大量に飲ませたりして、何とかしのいでいる。診察上、見当識障害はなく、発汗、血圧高値、微熱、イライラ感、幻聴あり。
入院させたいと思うような、離脱症状でした。が、県内に入院施設はまだ整備されていない状況。
内服薬を調整し、大量のアルコールで寝かせつけることはしないよう伝える。
先日より入院時にどうするかということは常々訴えており、その都度、入院は出来る施設は現時点ではありませんとだけ言われておりましたが、この件を受けて、入院時に備えて、近隣の精神科病院の機能回復具合を調査して頂くようにしました。
児童精神としては、小さい子どもを抱えて不安になっている保護者の方にリーフレットを用いて被災後の子どもの反応について説明したり、自閉症の子どもを抱える保護者の方が避難所で不安定になっている状況に対して避難所でできる構造化の工夫をご提案したりしました。
子どもに関する相談以外に、大人の方への対応(不眠に対する処方)や内科的・小児科対応、診察も行いました。予想以上に忙しかったですし、時間が足りませんでした。
小さい子どもを抱えている保護者の方への支援アイデアとして、市の保健師さんに、同じような境遇の親子の子育てサークルのようなものを早期に開催してはどうかと提案したところ早急に動いていただき、近いうちにそういった活動を行っていきたいとの反応を得ました。
保健師さんもたくさんの仕事を抱えて大変な中、本当に頑張ってくださっています。
被災地の皆様が我々支援活動に入っている人間に対して、とてもたくさん感謝の言葉をかけてくださります。まったく関係のない人が通りすがりに「遠いところからありがとうございます」とおっしゃってくださり、こちらの方々の心の優しさを感じては何とか力になりたいとの思いを強くします。
今日のトピックは、アルコール依存患者でした。
「避難所で大声を出す」とのことで、診察依頼あり話を聞くと、大酒家(自己申告、ビール1500ml+焼酎3合/day)。震災後、断酒せざるを得ない状況になり、断酒36時間後に痙攣あり、ERに搬送され入院できず再度避難所へ。息子が、ガムテープで拘束したり、アルコールを大量に飲ませたりして、何とかしのいでいる。診察上、見当識障害はなく、発汗、血圧高値、微熱、イライラ感、幻聴あり。
入院させたいと思うような、離脱症状でした。が、県内に入院施設はまだ整備されていない状況。
内服薬を調整し、大量のアルコールで寝かせつけることはしないよう伝える。
先日より入院時にどうするかということは常々訴えており、その都度、入院は出来る施設は現時点ではありませんとだけ言われておりましたが、この件を受けて、入院時に備えて、近隣の精神科病院の機能回復具合を調査して頂くようにしました。
児童精神としては、小さい子どもを抱えて不安になっている保護者の方にリーフレットを用いて被災後の子どもの反応について説明したり、自閉症の子どもを抱える保護者の方が避難所で不安定になっている状況に対して避難所でできる構造化の工夫をご提案したりしました。
子どもに関する相談以外に、大人の方への対応(不眠に対する処方)や内科的・小児科対応、診察も行いました。予想以上に忙しかったですし、時間が足りませんでした。
小さい子どもを抱えている保護者の方への支援アイデアとして、市の保健師さんに、同じような境遇の親子の子育てサークルのようなものを早期に開催してはどうかと提案したところ早急に動いていただき、近いうちにそういった活動を行っていきたいとの反応を得ました。
保健師さんもたくさんの仕事を抱えて大変な中、本当に頑張ってくださっています。
被災地の皆様が我々支援活動に入っている人間に対して、とてもたくさん感謝の言葉をかけてくださります。まったく関係のない人が通りすがりに「遠いところからありがとうございます」とおっしゃってくださり、こちらの方々の心の優しさを感じては何とか力になりたいとの思いを強くします。