おかあさんはお医者さん-SBSH01001.JPG

今日は勤務後研究会があったので、土曜日の割には遅く帰宅しました。

娘は3歳。子育ての難しさを実感する年頃でもあり、さらに弟君が生まれたことで、生活がかなり忙しくなり、ここ半年くらい、私は彼女に対して怒ったり、イライラすることが増えたような気がしていました。

娘ももう一人前のヒトとして、意思を持って行動しています。
その事を理解し、尊重しよう。頭ごなしに叱るのはやめよう、イライラしても何もいい結果は生まれない、と考える様になっていたところでした。

今夜、旦那様は忘年会。私が帰るのと入れ違いに出て行ったことで、やっと両親が二人揃った、と思ったら一人いなくなった、と娘が明らかに機嫌が悪くなり、いう事をきかなくなりました。

今までの私なら、一緒に機嫌を悪くし、早くご飯を食べなさい!なんて言いながら無理矢理食卓につかせていたかもしれません。でも、「それならみーちゃんも外に行きましょ」と言って、弟君、ワンコを連れて散歩に行きました。

昨日の強風で、イチョウ並木は寒々とした姿に変わっていました。イチョウの葉でできていた黄色の絨毯も吹き飛んでなくなっていました。

こうやって季節が変わっていくのね、と思いながらふと足元に目をやると、銀杏の実がコロコロっと転がっていました。最後の最後まで木になっていた実が、強風で落とされたのでしょう。

「これ、食べれるのよ。」と言って拾うと、娘はおお喜び。「やったー。急いでおうちに帰って食べよう!!」と言って、そそくさと数個拾って帰ったのでした。

一緒に実を洗って、袋に入れてチンしてあげると、美味しい、美味しいと言って一気に食べていました。

一緒に置いていた夕食も、いつもなら途中で自力で食べるのを止めるのに、今日は全部自分で食べました。そして私が席に付くと、横に取って置いた銀杏を、はいどうぞ、と殻をむいて私にくれるのです。


叱らなくても、もう、ちゃんとできるんだよね。

みーちゃんの気持ち、もっともっと分かってあげないといけなかったんだよね。

あなたとの4度目の秋。

あなたが生まれた秋という季節が、その事に気付かせてくれたんだね。