先週末、生命(いのち)のメッセージ展に足を運びました。
http://www.inochi-message.com/
生命のメッセージ展とは、理不尽に命を奪われた人たちの、等身大パネルを「メッセンジャー」と呼び、
命を大切にして、あなた達は大切な人たちなんだよ、というメッセージを伝えて全国を行脚しているのです。
このアート展の主催者は、メッセンジャーのご遺族です。
そして、理不尽に命を奪われた…というのは、交通事故、いじめによる自死、集団リンチなど、普段私達が「普通に」暮らしている中で想像できない命の断ち切られ方をされた、という事なのです。
実はこのメッセージ展、去年長男の小学校で開催されました。
メッセンジャーの中に、長男の小学校に通うはずだった少年がおり、そのお母さんが中心となって開催されたのです。
その時少しだけお手伝いをしたのだけれど、やはり衝撃的で、悲しくて悔しくて、きちんと観られなかった。
メッセンジャーと呼ばれる等身大のパネル。とっても小さい小さいものから大きいものまで沢山ありました。
この人たちは、本来なら家族や友人と楽しく生きていたはずだった、それなのに何故この大きさで止まってるの?
こんな悲しい空間に、まともな感情で居られなかったのです。
で、今回近くでまた開催されることを知り、出かけたわけです。
きちんとメッセンジャーさん達と向き合い、メッセージを受け取りたかったからです。
このアート展の主催者であり、アーティストである鈴木共子さんは、最愛の息子を交通事故で亡くしています。
息子さんを「殺した」…そう、殺した犯人は、交通違反の前科がある飲酒運転者でした。
メッセンジャーさんの殆どは、交通事故による事故死の方でした。
そして交通事故はあくまでも事故、殺人ではない、という裁判での闘いでもご遺族の方々は理不尽を感じているのです。
事故を起こした加害者は、人殺しではない、と平然と言うそうです。
たまたまの事故で、たまたま命を落としただけ。警察ですらそう言う者もいるそうです。
法の中でいかに線引きをするか。とても難しい。
けれど、一人の人間が起こした事故で、一体どれだけの数の人たちが悲しみ苦しんでいるのかを、もっと考え改めるべき。
加害者も苦しむという。
けれど当たり前のことだ。それだけの事をしたのだから。なのに加害者を守るような事はあっても、被害者を守る事はない。だから闘う。そんな理不尽な。一体どこまで被害者家族の人たちが苦しまなきゃいけないんだろう。
でも
このアート展で、怒りや苦しみだけを持ち帰ってはいけない。
私達が出来る事を、考えなければいけないのです。
車の運転に気をつける。まず出来ることです。
前にも書いたけれど、マナーの悪いドライバーは多い。
運転も下手だし、確認も怠る。一時停止をしない人も凄く多い。
歩行者のこっちが気を遣って「どうぞ」ってやることも、すっごく多いのです。
これって、どうしてだろう?
悪いことする度、罰を厳しくする。
これは仕方のない事だけれど、本当の本当は、物事の始まりにあると思っている。
根本的なこと。
それは、自分を愛し、隣人を愛すこと。
今の人たちはコミュニケーションが苦手。一人で生きてると思っている。
それは決して違う、誰かに支えられ生きていることを知り、感謝すること。
自分が必要とされていることを知り、誰かを助け支えること。
これが出来たら、
人は人を傷つけないし、いじめも起きない。
相手を思って運転する。
簡単だけれど、難しい。
けれど絶対、やるべきこと。
やれば絶対、出来ること。
このメッセージ展を知ってから、生きることを凄く考えるようになりました。
毎日まっとうに生きることに難しさを感じるし、後悔なく一日を終えることも中々ないけれど、
少なくとも自分や人の事を思えるようになった。
メッセージ展に感謝し、私なりに考え伝えるべきものは伝えていこうと思っています。