アメリカで生活していたら、アメリカ特有のいろいろな風物詩がありますよね。

 

アメリカは一般人が花火を上げたりするのは違法なんですが、独立記念日だけは許可されていて、ストリップモールとかに簡易販売所みたいのが立ちます。(その時期にしか花火は売りません)そこは大抵、いろんなスポーツチームがファンドレイジング(運営資金集め)のためにやってたりします。

 

そして年が明けて毎年行われるのはガールスカウトのクッキーの販売です。

ボーイスカウトは売らないので、ガールスカウトは活動の一つになっているのですが、ファンドレイジングとファイナンスを学ぶ、というのが目的で、売り方もいろいろで、親戚、友達、親の同僚に口コミで買ってもらったり、スーパーマーケットの入り口にテーブルを置いて販売したり、近所の家々に家庭訪問販売したりして、1月の半ばから3月の半ばぐらいまでセールがあります。

 



クッキーは箱に入っているんですが、6種類ぐらい毎年あって、これを楽しみにしている人もいますね。

以前は一箱3ドルだったのに近年は5ドルで、えーこのクッキーに5ドル?と思うことがしばしばありますが、友人の子供の手助けのために購入しています。最近では配達は手渡しだけでなく、アメリカ全国に送ってもらえるので、友人とかにも私は送ってます。大学に行ってるうちの子にも送る手配をしました。

 

10万人を超えるガールスカウトが2億箱以上のクッキーを売って、8億ドルぐらいの売り上げになるそうで、各トループには売り上げの10-15%が配分されるとか。

 

クッキーセールスで1)ゴールを決める、2)お金のマネージメント、3)物事の判断力、4)人間関係のスキルや5)ビジネスの倫理を学ぶそうです。

 

SNSで今年は2022箱売る、なんて目標立てている子供らもいてびっくりですが、パンデミックの中であまりin person salesはできないでしょうから、ストレスにならないことを祈ります。