警備員と仲良くなって
こっそり外靴を部屋におかせてもらっている
時々夜中コンビニ迄のプチ脱走
寒いけどね

消灯後に煙草を吸いに行ける自由が出来た

22:00になっても眠れないときは煙草に手を伸ばす
ヘビースモーカーではないので一日一本で充分
倖せの時間

ぺたぺた階段を降りて地下へ…
切りに行けない髪の毛がさらさらと邪魔
かきあげたら彼と同じシャンプーの匂い
こんなとこにも 未練…

警備室の中に仲良くなった彼を見つけて軽く手を振る
彼の口が あとでね と動いた
外に出ると雪がちらついてる

煙草をくわえる
燐の匂いのあとに甘い匂いが風にのる
今kissすれば 甘いkiss…
付き合ってた時 何気なく煙草を吸ってた最中にkissをした

お前のちゅう甘っ!

なんて笑われた
ダメだね ここでも 未練…

ゆっくり時間をかけて煙草を堪能して
芯まで冷えた身体を抱きしめる

お?戻りかい?

煙草仲間が声をかけてきた

おやすみなさい

挨拶をして部屋に…部屋?牢屋?に戻る
唇を舐めるとまだ甘いバニラ味
あぁ…彼とkissがしたい
狂おしい程の未練

お帰り そろそろだと思ってたんだ 飲まない?

警備室から明るい声
彼の手には紙コップ
多分中身はミルクティー
ミルクティーが好きだと話したらそれから用意してくれてる
優しい人

冷えた身体をミルクティーで温めて
病室へと戻った