今隣で寝ている彼氏を初めて見たのは10年以上前
よく通る本屋の店員だった

先輩!○○の本屋に先輩好みの店員いますよ!

きっかけは後輩のそんな言葉だった
毎日のように通っていた道
興味本位で覗いてみたら確かに眼鏡をかけた胡散臭い店員発見
その道を通るのが楽しみになった
でも悲しいことに店員と客
なにも進展することもなく私は一度目の結婚をし
その本屋の前を通ることもなくなり
私のひそかな楽しみは終わりを告げる

そして離婚話

その当時家に帰る事が苦痛で
新しく出来た友達とよく遊び歩くようになっていた
その子…S君はどうゆうわけか私を気に入ってくれたらしく
明らかな好意がみてとれた
でも私にとってはただの友達
それ以上になることは考えもつかない
そんなある日S君の一言

今日友達んとこ行こうと思って

え~ずるい(>_<)私はこんなに暇人なのに(笑)

じゃあ来る?そのノリなら奴とも合うと思うよ?ちょっと待って?

どこかに電話をかけるS君
電話を切ると

じゃあ行こうか

と一言
なんのためらいもなく苦しいだけの家から逃れたくて
とことことS君に着いて行く

ピンポーン

初めまして-着いてきちゃいましたf^_^;お邪魔します♪

おーどぉぞぉ つか家なんもねぇけどf^_^;

一人暮らしの男の部屋はなんだか新鮮
S君も交えて初対面とは思えないぐらい話は盛り上がる
そこで違和感…

すいません なんかナンパの手口みたいですけどどっかで会ったこと ないです?

記憶のどっかにひっかかっている ナニカ
とりあえず聞いてみる
そこでS君の奇跡的な言葉

そういえば本好きじゃなかった?こいつ○○の本屋の店員だったんだよ そこじゃない?


彼だ!!!

眼鏡のフレームが変わってて雰囲気が少し違う
でも確かに彼だ!
5年も前の事なのにあの楽しかった気分が昨日の事のように蘇る
もぉ名前も知らない店員さんじゃない

私は 彼に 恋に 堕ちた